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11時を大幅に回ってスタートしてしまいました。
3/4にダイヤが大幅に変わったことを知らずに、9:24か9:40の急行電車に乗るつもりで待っていたところ、10時近くの準急に乗るしかなくなってしまったのです。ここの説明も中途半端になってしまい、申し訳なく思っております。
都度、説明責任を果たすように心がけてまいります。
●さてこの日の西洋占星術会のテーマは外惑星の「海王星」
ロシアの現大統領もいわゆる海王星が効いている方。
思想や精神の世界でカリスマ的な魅力を放つ方。
独裁者や暴君のイメージはないのですが、
ロシアの首相ですので、ロシア中心の独特の歴史的な認識もあり、
過去を通じて国民の間に高まっている期待を背負う人物としては、
たとえば政治家としての焦りや使命感から早期解決をめざした軍事闘争に踏み切ってしまったという話をさせていただきました。
しかし「海王星=薬物」という連想も相変わらず根強いですね。
「悪魔」が出ると腐れ縁とか。。
そんなキーワードは頭の中になくてよいです。
あっても害にならなければ入れておけばよいですが、中にはそれが出ているともう通り一遍でそれしか言わないビギナーさんが多い。
悪魔が出る度にいちいち腐れ縁になっていては世話がない。
依存症治療の渦中にあった人間としては、薬物依存とは、「座相で決まる」レベルの話ではないので。
「飲酒好き」が高じてアルコール依存症になるわけではありませんし、飲酒以外にも様々な依存症があって、なぜその人がそれに依存するのか?なんて質問に、医学も科学も明確に回答できはしないのです。
依存症は他にも家族関係や生い立ちなど複合的な要因が絡み合って生じることが指摘されています。
それはどの病気、症状にも言えることではないでしょうか?
特定の病気や症状になりやすいアスペクトなんて言ったらすべてがそうです。
ですから、ある特定の病気や症状になりやすいアスペクト研究、しっかり研究されたい方がいればそれは素晴らしい、応援したい事柄です。
アスペクトに寄らず、日々の予防と治療に専念していただきたいと切に願います。
●12時半をまわったところで、今少し東北の地震など発生しがちなこともあり、4月のチャートを見てみることに。
「地震が起こりやすいアスペクト」についても、上記のことが言えます。アスペクトを授業で取り上げることよりも、日々の予防に専念するべきことです。
ただ自分はかなり前から折に触れてアスペクト研究はさせて頂いている。
占星学としての研究です。「地震」のキーとなる星は火星、天王星です。
(注意すべきは占星学は統計学ではありませんので、自分なりの統計をとっているわけではありません)
4月のある一時期は要注意ゾーンになることをお伝えし、13時修了となりました。
●14時からタロット小アルカナの部。
数札10をクリアしました。ケルト十字展開法の並べ方はもとより、
各数札の絵柄と名称が一致していない方もいらっしゃるため、
少し次回からペースを落としながら、あともう残り数えるほどの講座となりましたが、「個人鑑定に対応できる」をゴールとしてまいります。
「個人鑑定」というのは、わたしの中でご生年月日をうかがい、チャートを作成して、トータルで様々なご質問・ご相談に対応させていただくものとなっております。
いわゆる「電話占い」で、「相談者」と「お相手」の生年月日をうかがって、相性を観たり、お相手の気持ちや今後の展開をタロットでどうのこうのというのも、一種の個人鑑定?なのかもしれませんが、、
私もメールや電話での鑑定はお受けしていますが、やはり正式な個人鑑定というものは対面で行われるものではないのかなーという印象です。
まずご予約を入れていただくところからはじまりますが、カウンセリングもそうであるように、これが大切なステップなのです。
占い師さんもよく「無償で占って」的にアプローチされることが占い師の間で話題になりますよね、心理カウンセラーもそうなんです。「ただ話を聞くだけ」じゃないですかと。
その姿勢が、そもそもご自身の問題に対する向き合い方であり、軽々しく扱う分には得られるものがそれ相当になるというところも、カウンセラーは依頼者に理解してもらうよう努めねばならないところなのだと、私はカウンセリング序論にて初年度教えられました。
予約を入れていただくステップは慎重に、すり合わせをさせて頂く。
話聞くだけなら、いつもの茶飲み友達でいいわけで、予約も要りません。
占術家は占いを提供しながら、
カウンセラーはカウンセリングの技法でもって聞く、茶飲み友達とは違うのです。
多分、運勢鑑定とは、個人鑑定とは何なのか?
という話を、易道学校さんでもあまり親切にご教示されていないように思われるので、私の講座ではそういうことからしっかりお伝えしたく、そのために当方講座にて学び、お免状を発行しているわけですからね、大事なことかと。
また来月以降、講座にて。順当に行けば8月は修了試験です。
易道学校タロット&西洋占星術講座後記
19日の講座は行きたくないけれどもしかたなく行きますなんて書いてしまい。
お一人も欠席されることなく、開講できまして、無事年内のカリキュラムを消化することができ、心からお礼申し上げます。
私は、栃木・茨木寄りの埼玉のいわゆる奥の方、小さな町から通っているので、また12/20前後の波乱含みの星回りの最中ということもあり、野党からは緊急事態宣言の声も上がっていた最中で、登校するのに危機感を覚えた次第で。
ひとそれぞれの環境、感じ方、考え方があります。自分のものさしオンリーというのが一番怖いものでしょう。
講座の主役は受講生さんたちですから、皆が今は大アルカナ&簡易出生図でざっくり運勢鑑定ができるようになれば本望なのです。
しかし、しかたく行きますとはいかんせんお子様地味た表現ではあり。お詫びの気持ちを込め後記など。当日の流れは下記のようだったでしょうか。
西洋占星術基礎科
11:00開始
ウォーミングアップとして、啓運研究に寄稿した西洋占星術の素顔その2から「太陽と月で観る」の話題から。
太陽星座でだけ占う12星座占いに対して、いわゆる正式な運勢鑑定というものがどう違うのか、基本の基本なのですが、年内最後の総復習的に、下記某有名人の出生図を解読させて頂きました。
太陽in魚座−月in乙女座のスプリッティングに垣間見られる「生きづらさ」。
近年ニュースをにぎわせている芸能人の方のチャート、「死にたい」と訴える若者たちによく見られる太陽−月の90度、180度、また乙女座の集中。
乙女を拠点とする強いアスペクトも華奢というか脆弱なメンタリティというのがキーワードに。
海王星in蠍座です。14年ぶりに移行し、海王星が蠍座に入った年にお生まれになっているのも特徴的。
独特のことばの使い方言い回しについて、水星in水瓶座を指摘される方もいらっしゃいました。
「正解」ではなく、ざっくり「こんな人ですね、こういう注意点、こういうメリットや希望がありますよ」と伝えて差し上げることができるようにというのが、本講座の主旨ですね。
このチャートに表されている当事者の方が相談にいらしたわけではないのですが、もろく、こわれやすい一面をお持ちだから、まずそういうことを身近に解ってもらったり、そういうところでつき合っていける仲間を持ちましょうという感じですか。芸術や創作活動を通しての自己表現も生きがいに。このチャートの方はたまたま芸能界でヒットされた幸運がありますが、光と闇の定めを感じられているかもしれません。
11:30
さて本題はテーマ:蠍座
テキスト読みながら、水の星座の概要、第八室、守護星冥王星等々すべては第一室からの連なりで、「遺産、父方の親族」などがキーワードになる所以が重要でしょう。
太陽星座のみならず、月、水星、金星、火星の主要御惑星が蠍座入りした際の特徴に触れ、
次回は冥王星のおさらいとともに、外惑星・木星、土星、冥王星が蠍座入りした時の占断をやっていこうと考えております。
マツコ・デラックスさん(1972年〈昭和47年〉10月26日 – wiki情報)のチャートを取り上げさせて頂く。
とにかく皆さん知っていらっしゃらないとしょうがないので、「有名人」をいつも模索しております。
特に私自身が好きとか嫌いとは置いておき。キャラクターとチャート的なユニークさがある方を探す過程で勉強させて頂いております。
時間があればやろうと思っていた太陽in天秤座の方のチャートはもう誰のを持っていったのかがあれですが、意外と「平凡」というか、中庸というかホドホドがキーワードのようなイメージのチャートでしたね、そう一時期よりあまり露出していないけれどあの方でした。
13:00終了、1時間休憩後、14:00タロットの部
「吊るされた男」の絵柄のパーツをお伝えすることからテキスト読みまで。
タイトル通り吊るされているのですが、正位置になった時のほうがなんだか見やすい?
足をクロスしているところについて原文を紹介したい気持ちにかられたのですが、授業中は肝心な文書を読み落としておりましたのでここに。
作者A.E.Waite氏自身の原書に。
The gallows from which he is suspended forms a Tau cross, while the figure--from the position of the legs--forms a fylfot cross. There is a nimbus about the head of the seeming martyr. It should be noted (1) that the tree of sacrifice is living wood, with leaves thereon; (2) that the face expresses deep entrancement, not suffering; (3) that the figure, as a whole, suggests life in suspension, but life and not death. It is a card of profound significance, but all the significance is veiled.
gallow: 絞首台
fylfot cross:フィルフォット・クロス
足はフィルフォット・クロスの十字架を形作っています。殉教者と見られる人の頭のまわりに後光がさしています。次のことを心に留めるべきです。
(1) 犠牲の木には葉がつき枯れていない。
(2)その表情には大きな喜びが浮かび、苦しんでいない。
(3)その全体としての姿は生が一時停止していることを示すが、生であり、死ではない。
ということで、授業中は「卍まんじ」と解釈した場合の話をお伝えしておりましたが、フィルフォット・クロスの場合を伝えるべきでした。誠に恐縮です。もう焦っていたというしか。
15:00
二枚目のアルカナ「DEATH」
さりげなく染められている赤い部分にも焦点が当たりました。
原書では下記のように述べられています。
★生を意味する神秘のバラが飾られた黒い旗を持った神秘的な騎手がゆっくりと動きます。地平線の端にある二つの柱の間に不死の太陽が輝いています。騎手は目に見える武器は持っていませんが、王、子供、娘がその騎手の前に倒れ、司教が手を握り締め自分の最後を待っています。
すでに馬の下に男性の遺体。老若男女が死す構図。
13という数字から20「審判」までの流れについて、安易にキリスト教的になぞらえていると理解するのは少々短絡的で、教室では宗教談義はタブーですので、ここで改めて伝えさせていただきますと、
まず、「死と再生」について考えよう、というところが大きなアルカナ13ですね。
輪廻転生をテーマとするのは、あらゆる古代宗教、神秘思想、錬金術、そういったものの代弁者でもあるタロットではなかろうかとも。
輪廻転生という思想に立ちはだかる思想、それがキリスト教でもあり。
キリスト教における死、主に4つの呼び名と考え方がありますが、いずれも死後は「天に召される」=天国へ行く=現世で生まれ変わるなど言語道断。
その教えとして、「信者として巻物に名前が記されていた人だけが死後、天国へ行くことが許される」=救済の絵図 などが各地に たとえばミケランジェロの
圧巻の芸術ではありますが。これではない最後の審判を「タロット象徴事典」「タロットの歴史」に掲載していただいております。
A.E.Waite氏はそれについて警鐘を鳴らす含みもあり、キリスト教的な有名名画のモティーフを各所にちりばめたアルカナを作成したのかもしれません。
ウェイト版の「審判」では老若男女すべてが救われます。
キリスト教的なモティーフ、ゆえにウェイト版は大衆に受け入れられたのかもしれません。
どんな宗教を信仰しようと、考え方は自由であり人それぞれで、またタロットについてもどのように考え、お使いになるかモ人それぞれでしょう。
私自身は、より自由に、心地よく、皆と調和的に生きてゆくためのタロットをお伝えしてゆければという毎日です。
この日「DEATH」の冒頭で、すべてのものに「寿命」があるという考え方をお伝えしました。
すべてです。形あるものないもの、皆に宿された命を、大切に使い果たさねばという意識を、私自身タロットの絵柄から教えられた思いでおり、より一層1日1日を過ごすようになった次第です。
必ずしも、100%達成できないこともあり。植物をムダに死なせてしまうこともあり。
でも本当に、ムダにするかしないか、そこでその人がどうするかにかかってくることですよね。
あきらめては、それでまでです。
井上でした。
月一のクラスなので備忘録を。
11時から開始、ウィルス騒動下であまりご参加ないのではと思っていたところが20人近くはお集り頂いたようで頭が下がります。
本講座は、ざっくりと言えばタロットと西洋占星術の講座に各回、2回通学せねばならないところを1回の通学で済ませようという講座で月1回です。
12か月=一か年は所用しますが、とりあえず命術&卜術 併用しての占断を学び1年で占い師デヴューが果たせるというお得な講座なのではないでしょうか。
デヴュー=修了試験をパスし、修了証書授与式を経て、となります。
講座の内容ですが、
11:00スタート、午前の部=西洋占星術クラス は13時まで。
1年かけて出生図(ネイタルチャート)の作成、ご相談者の人となり=パーソナリティー解釈、簡単なトランジットチャートとの照合作業ができるところまでがんばりましょう。
照合作業は、タロットでの読み解きも、相談内容と絵柄や色彩シンボルとの照合作業なんですよと触れました。
「当たる、当てる」のではないという話。まず相談があっての占断です。どんな相談なのか、その内容、思い、どうしたいのかという唯一無二のご相談者が居るわけです。その時その人のためにくり出された唯一無二のタロット展開があり、その解釈は唯一無二と言っても過言ではないのです。
実際に2つの出生図をご覧になって頂きました。
どちらも太陽が牡羊座に位置しています。超有名女性タレントさん
左はWさん、大御所で歌も司会も。 右はSさん、主役をはることが多い(元)大女優です。
どちらも牡羊座。
ですが、Wさんはかなり堅い。しっかりしていて面倒見もよいが、口うるさそう。
Sさんは言うこと聞かないタイプ、私が私がの人。女優さんだから派手で目立つの好きなの当然でしょうが、群を抜いて私が一番! 第一線以外はすべて一律の方でしょう。でした。
同じ牡羊座でも、チャートを描き出すことによって、ワッとこうお人柄のイメージがこんなにも色鮮やかに伝わってくる。
ここから運勢鑑定は始まるのです。
(Wさん、Sさんて誰でしょう?正解は、月刊ステラ・マガジンの会員ページに掲載しておきます☆彡)
チャート=ホロスコープとは、暦と連動した命の円環です。
牡羊座を基点=春分の日を基点とし、春の芽吹きをスタートとして、葉や茎を成長させ、夏には花を咲かせ、秋には実を結び、冬には枯れて地中に帰っていきます。その地中で冬を越した種子が、再び生命を得て春を迎えまた芽吹くという命の循環こそが、ホロスコープの表し示すものなのです。
だから春分の日は古来より尊ばれてきました。
誰の人生にも冬があると、がんばっても芽が出ない時期がある。東洋占で言えば八方ふさがりの時に、やみくもに「がんばって」も、成果は出ない。人生の波、タイミングをまず把握しようと。
長く愛読させて頂いており、おすすめの書籍がこちらです。
さてそのがんばり方にも、案件が仕事なのか恋なのか、誰の何のためのがんばりなのか、個々の環境によりどう過ごすか、どう動くか、次の一手の内容を見定めるのがタロット等道具を使って占断する卜術。こちらの出番です。
講座は13-14時の休憩をはさみ、14時からタロットの午後の部です。
命術で人生の波を把握したところで、それぞれにある努力のポイントも見出すことができます。
ここをはずさないことが重要です。
結局「がんばれば今よりよくなりますよ」と言っているだけの占い師さん、多いですね。タロットの絵柄のメッセージなど吹っ飛んでいます・・・もったいないですね。
そういうことにならないように、
今何が求められているのか具体的にピンポイントでお伝えする。
一枚引きから、本講座では大アルカナ22枚の習得を目指し、六芒星展開法までをマスターし、その繰り出し方、展開の仕方を数と形の原理とともに身に着けてまいりましょう。
タロット講座はきっかり2時間。加えて下記の参考書にて予習復習していただければもう太鼓判押しのタロットマスター1年後には晴れて誕生です。
※どうしてそういうタロット解釈になるのかに重点が置かれた
※タロットの絵柄、絵柄、色彩、シンボルの伝統について
やっぱりね、そういうタロット展開の学習的な動画なんかで配信するのもよいかと考えましたが、根本的に異なりますね。たぶんそれは実地に足を運んで下さった皆さんそれぞれがそういう思いで、観に来て下さった一種の観客的な視線があって、生まれるレクチャーというものだということなのでしょう。その場で、実際のタロットの使い方をやって、その時に3枚の札を脇へ置いて、4枚目の札を繰り出すのはなぜかと言う話などさらっと数の話にも触れましたが、こちらはそういう話をするつもりはなかったんですよ。
その場の雰囲気で、そういう流れになっていくのね、わたしのレクチャーというのは。だから同じ大アルカナの基礎科と言っても毎年、毎回違う内容になっていく。受講者の方のニーズに従って、あれこれネタを披露すると。目には見えない精妙な気の流れってやはりあるよう。昨日は圧倒的に易道学校自体はじめての方が多かったしもう、なんかドキドキでしたが、まあこれはいつもなのですが、すごい「言わされている感」が常にあるんですよ(笑
機械的にいつも同じレクチャーを見栄えよくまとめ上げるというのもひとつの腕で、完成度の高いレクチャー動画を作ってアップできる思いますが、井上には無理。
易道学校さんでは一回お休みをされた場合、そこをどうフォローするか、学校として体系が整うとよいですね。残念ながら、補講をしっかりやることが現実的には難しい。昨日その場でお話したように、授業の前後でサービス補講をするぐらいになってしまうから、授業の動画は毎回撮って、休校された方には動画で受講していただくようにできればと、学校さんには提案中です。
みんなで協力し合えれば実現できそうでもありますが、何といっても易道学校はアナログな方が大多数。
井上の個人レッスンを所望される方にもお会いできましたが、学校の敷地内でそういう話はご遠慮ください。。
勝手にHP見て来て下さるのはご自由なのでと伝えたらHPわからないと。何とか検索してみて下さいとしか、あの場では言いようがないじゃないですか(ww
次回いよいよ4/18土曜日第一回目は、とにかくチャートを作れないと始まらないかな。タロットは一枚引きから、ボチボチです、着実な歩みは出だしこそていねいにゆっくり。
まだ間に合いますから、基礎をしっかり抑えるチャンス、この機会に貴方様もどうぞどうぞ。
井上でした。
すっかりカレンダーの更新もお休みしてしまい。来年をめどにまた動かし出します!
ところで、タロット仕上げの速習コース募集中です。
Doman(仮名)さんとごいっしょに、始めてみませんか?
Domanさんはすでに基礎科、応用科を修了されているのですが、現場に対応する鑑定力を身につけたいと弊社にてワンクールの授業を所望されておりました。
そこで、来年1月から月1回、全8回で修了となる仕上げの速習コースのカリキュラムを作らせて頂きました。
つきましては、あなたもDomanさんといっしょに速習コースで学んでみませんか?
いっしょというのはもしご一緒にレッスンできれば、グループレッスン扱いで受講料ややお安く。
ともあれ、必ずしも2人いっしょでなくてもまあ同じカリキュラムで同時進行して学ばれているお仲間が居る、というイメージがあると、励みにもなるかなというお声かけです。
レッスンの日程は個別に設定できますので、レッスンに興味がある方はお気軽にお問合せ下さい。
Domanさんといっしょにタロット&命術の仕上げのレッスンがんばりましょう☆彡
そう言えば、この12月でいよいよ易道学校基礎科から続いて2年目となっている応用科も修了試験です。こちらでも実践鑑定的な仕上げの内容に授業はなっておりますが、もう教室では「難しい」の連発・・ほとんどブーイング。
ですが、甘く考えては、ならないとことです。講師にもよるでしょうが。一応学校ではしっかり外でお仕事ができる力を身につけられる授業をと言われていることもあり、そうこちらで話題に。
herbaloffice / stellagarden
占術鑑定で導き出せるアドバイスというものは、倫理観からこうすべきという人の頭で考えだすシロモノの類ではありませんから、これをどう活用していただけるかというところが重要。そこのところまで、占師は責任をもって対話し寄り添わせて頂くのが仕事です。
まず、占術鑑定で導き出せるアドバイスというものは、倫理観からこうすべきという人の頭で考えだすシロモノの類ではありません。時にはぶっ飛んだ荒療治的なアドバイスにも及びます。そうでない場合も相談者にとって意外性のある内容であったりと、またわかっているけどではそれをどう実行できるか等難しいからこそのご相談であったりと、
アドバイスをどのように現実問題に役立てていただけるかというところが重要。
そこのところまで、占師は責任をもって対話し寄り添わせて頂くのが、これが占師の仕事なのね。だからやっぱり結構ね、色々やり取りが重なり、対面鑑定はここに時間が費やされ。故に「電話占い会社」がご繁盛。わたしなどはメールでもきめ細かく対応させて頂いております。
タロットやホロスコープからアドバイスを導き出すところまでは、易道学校応用科でしたらもうすっかりできるようになっているでしょう。
それをただ直球ストレートで投げかけていっても、現場ですぐに壁にぶつかります。
様々な人がご相談に訪れるわけです。
相談者は唯一無二の存在です。人間は複雑な生き物です。
万人に通用するようにと言っているのではありません。
どんなお立場でどんな思いで、何を望まれているのか、そこの判断が、占断以前に重要だということです。占いで導き出せた事柄を、その相談者に明日からちゃんと生かしてもらえるかというところです。
ですからまあそりゃ難しいことですよ、、ねえ。言い方を変えたらそんなに簡単に学べることなら、「学校」要らないし。
直近では日本タロット占術振興会最後の勉強会、単発講座があります。おそらく年内は最後です。
私自身が原稿を仕上げなければなりませんのでもうほとんど座って打ち込みばかりで身体にわるい毎日を送っております。
ので、都内に出てみなさんとお会いできる日をとてもとても楽しみにしております☆彡
2018年1/24水曜日 日本易道学校タロット基礎科の講座後記
14時を回ってスタート。まだ大雪の余波で間に合わない方も。
ウォーミングアップで先回の続き、大アルカナ22枚の呼び方と絵柄を一致させるコーナー。思いのほか時間を取ってしまったが、その間に全員集合。美徳の擬人像から、古代エジプト伝来の三光を信仰する星辰信仰にも触れた。アルカナ0特殊な札+7×3の話はできなかった。
本当にはじめてタロットに触れる方にとって、前回初回からいきなり読み解き、いわゆるリーディングについてと、一枚引きからトライアングル展開法の話までもいってしまい少々早かったかと、前回の復習へ。反復学習は大切と、そもそもこちらのしゃべりがつたないゆえに繰り返しの話にもなってしまったが、腑に落ちるところにたどり着けただろうか。
ここでは自分が知りたいことのは何なのか、漠然と思うのではなく、占的を明確にする3つのポイントを押さえていただければ!
そして一枚につき一問一答の習慣を心がけて頂くことで、今後7枚、10枚という枚数に圧倒されずに自然にていねいに読み解きが進められればと。展開法には限りなくバリエーション豊富な昨今ですが、ひとつの展開法を極めることが何より。大アル22枚なら三角形、十字、六芒星で十分だ。将棋でも振り飛車・居飛車、双方という人はあまり居ない。序盤をひとつに決めて徹底することが上達のカギだと。棒銀戦法だけで頂点に立ったというプロ棋士だっているそうだ。
初回アルカナ愚者の読み解きの復習もと思ったが、結構1時間近く経っており、本題の「魔術師」へ移行。絵柄の解説、テキスト読み。またまたテキスト文書にも要改編箇所を見つけるが、そこは直接かみ砕いてお話させて頂けるのでありがたい。
逆位置では、長所=欠点 の話。饒舌な人ってただ寄せ集めた情報をひけらかしているだけだったり、口はうまいが実行力はないなど、「魔術師」に見られる特徴には色々な側面がある。大別すれば表と裏と言い換えられるが、いいとかわるいとかではなくそれ以上でも以下でもない「特徴」をつかもう。他の21にはない、「魔術師」の特徴。
先回の「愚者」にもさかのぼり、メリットとデメリットをいっしょに考えて頂く。
花を咲かせるには種をまきましょうと、でもこの世に発芽率100%の種などありません。種をまいても発芽しない=失敗の可能性というリスクをも負うわけです。発芽すれば春には花が楽しめようが、花のお世話は結構大変・・・そんなもの。物事すべていいことばかりのことなどはない。楽しみにもあるメリット・デメリット。都度どう付き合っていくか、自分の人生のかじ取り法、占術はそんな幸福の羅針盤でしょう。
心配しながらセーブしながら安全な道を行ってもなおも、荒波に巻き込まれる。家族もいるし、日々の暮らし第一で安定した毎日を送る中でも、時にそういうしがらみや立場や金銭を度外視せよと、冒険を押す札がある、それがタロット占術の魅力でしょうね、それが少し感じて頂ければよかったかな。
そういえばタロット解釈実践事典の原稿を国書刊行に持っていく前に引いた切り札が「愚者」だったこと、これを伝えていなかった。
「魔術師」を切り札として解釈する際の日常的な使い方。計画を押すものか、一考させるものか、占的次第で時に初心に帰れというメッセージにもなろう。ダメだしではなく、ただ「押す」だけでもなく、色柄という表現豊かなメッセージの受け取り方に徐々になじんでいくことだろう。
切り札としての逆位置の取り扱いには、少々時間を要したが、奥が深く十分時間を取る必要があり、これはこれでよいと思う。正でも逆でも同一のアルカナ、そのまま同じように受け止めてみること。逆位置のケースでは課題山積で受け止めがスムーズにいかない可能性があるが、それでも出てくれた「アルカナ」のメッセージ、無駄なものはなにひとつないはず。
魔術師のひたいにある白いハチマキは? 関連情報が山川出版社「タロットの歴史」の「死神」の項に。あとは自分の宿題。
もう少し読み込む必要もありそうですが、16時15分を回ったので終了。遠路はるばるいらして下さっている方もおり恐縮ですが、またみなさんと次回お会いできるのを楽しみに!
受講生さんの課題持ち込み企画で、実際にお寄せ頂いたご相談を教室で解読しようという試み。案件の舞台は病院で、一見すると白い巨塔もどきの利権がらみで愛憎渦巻く人間模様? とワクワクしかけましたが、そうでもありませんでしたね。
問題となっている人物、その人の過去のトラウマから、人間の幸せ・価値観の違いに焦点が当たるなど、様々な切り口でアルカナを読み解くことができ大変有意義な時間になりました。
気をつけたいのは、ご相談者以外の人のことを見て差し上げる際には、ある程度の可能性という伝え方にして、そもそもの相談者の何某か現実的な足がかりのお役手に立ててもらうところに、展開して得られる「結果」を引っ張っていかないと。というところです。
タロット占いは興信所でも霊媒師でもありませんからね、よく不倫相手が奥さんとどうなっているかとか、、他にも色々パターンお伝えしましたが、自分以外の人のことを「詮索」するたぐいの相談は、対応がまた根本的に違ってきます。
わたしはやはりそもそも占いってどんなもので、どういう風に現実に役立てられるのか、起源や成り立ち、ロジックを明かしつつ、導いて差し上げるのも占師の仕事だというスタンスなんですね。同じスタンスで、占いの専門誌雑誌も出回った時期がありましたが、、結局廃刊。インターネットの普及とともにでしょうか、興信所系・霊感系というかのニーズに押されているのが現実ですね。
占術学校で教える立場としては、現場のニーズに対する対応力というのも考えながら、色々なケースを扱っていくしか今はないでしょうね。
持ち込み企画の後は、アルカナの「意味」にとらわれず、絵札の色味、人物の向き、正逆の出方などから大きなひとつのメッセージ受け取れるケース、逆位置多数過ぎるケースに取り組み16時20頃終了。
やはり出目から根拠や理由を丁寧にお伝えしながら、やっぱり相談者とのコミュニケーションを何よりも大事したいものです。相談者の立場になってみなさんの解釈を拝聴してみると、もう解釈の正誤を言う段階ではなく。たとえ出目から判断したことでも、一般論とか正論に聞こえるだけって伝え方だとそれこそ裏目に出るのが現場という、次回はそういうケースも紹介していこう。
そして、スケジュール的に11月24日木曜日の講座をどこに振り替えるかが課題に。12/21木曜日の案が出ましたが、何とガイダンスの日ではないか。ガイダンスが14〜15時なので、15:30〜かその前の11時〜でいかがでしょう。
易道学校8/24木曜日後記
課題として持ち帰って頂いたケルト十字の読みから。
詳細なしの「男女間」の鑑定で、よくある「彼の気持ちと今後」を皆に読んでもらう。
私も含め五者五様のストーリー展開、人物札の解釈、どれもが勉強になる。
自分の読みを「当たり前」と思ってしまう落とし穴があって、鑑定をし続けている内はずっと常に周期的に壁にぶつかる。
その時、今回のこれだけ人の感じ方があって、
これだけ幅をもたせた解釈ができることを思い出し、
あの時あの人のあの解釈には驚いたとか、なるほどと思ったとか、
中には「それはないんじゃ」と感じたものがあるかもしれないが、
後になればすべてが参考に、ヒントになることはうけあい。
だから、壁にぶつかった時の道を切り開く材料として、
引き出しに大事に大事にストックして頂ければと。
さすがに時間を要し、本題のPENTACLEの人物札に入る時には15時を回っていた。
4人の人物の最大の特徴を抑えて頂き、次回から取り組む階層別の人物札研究、触りとして4人の王たちの特徴、主に「どのようなことをするか」に焦点を当て解説。
これまでは「どのような人物か」に焦点を当ててきた。
これらの人物が何をどうするのか、まずはワークブックに書き込んでみよう。
繰り出されたタロット展開の中で、その人物札が誰でどのような影響力を放っているのか、
数札とは明確な区別をし、スート、もしくは人物の女性性男性性等の要素が示すバランス、
色味を見ながら、大アルカナとのメリハリをつけて解釈することを目指し、
あと数回で終了の予定。
修了に際して、数札及び人物札早見表を作成して修了試験とするのがいつものパターンだが今回はどうなるのかな?理事長と相談か。
割愛してざっとこんな程度のことなのに、2週間空くと完全に抜けてしまう。
「宿題出しましたっけ?」から始まってしまうとは。
老害を何とか遅らせねば。
まあ人間の記憶力なんて実はそんなものなんだけど。。
スズメバチとアシナガバチを間違えるとかね、いやもう都会育ちなもので。
講座後記
14時少し前に教室に入って、受講生のひとりの方が所望されていた伊泉龍一先生の直筆サイン入り訳書「シークレット・オブ・タロット」をお渡しする。大変お悦び頂けた模様。確かに、P.C.スミス愛好家の方にはむさぼるように読みたくなる秘話満載で、面白い!
本日の授業は小アルカナ人物札「CUP」の特集。先回のWANDの人物札の際に、ワンドの女王の絵札に描かれている黒猫について触れ、本日もまた「シークレット・オブ・タロット」で触れられている内容、すなわちスミス女史と親しい女性の娘さんとその飼い猫がモデルであったということも紹介しましたが、
結局その黒猫に限らず、ウェイト版の絵柄のパーツごとに「何故それがそこに描かれているのか」という明確な理由が記されている書物というものは一切出ていないのが実状なのです。
「愚者」の白い太陽が何、かばんが何、その中に入っているものは何、「皇帝」の赤、「法王」の赤、「恋人たち」の天使の羽の赤、そういうことに「正解」はないのだという話をまずガイダンスか何かでしますね、私は。絵柄のパーツそれぞれが何なのか、ウェイト版は、おそらく「どうとでも答えられるように」描かれているということを。
どうしても知りたくば、作者・作画家のウェイト博士、スミス女史に聞くしかないところで、その回答としての書籍が「THE PICTORIAL KEY TO THE TAROT」というウェイト版とともにウェイトにより発表された著作です。
ここにもあれこれシンボルを取り上げて何か単一のものとイコールで結ぶような表現は一切ありません。「魔術」は天の帝王アポロだと、書かれていますか? 書かれていませんね。
ちょっと魔術師を読んでみましょうか、
「この札は、神の反映である人間の神聖な原動力と、人間の意志を象徴したもので、人の意志は天上のそれと一体化する開放的な状態にある」
伝統的なアルカナ「魔術師」とはまた異なる、ウェイト版の「魔術師」についての主張は、文字を割いて書かれていてよく伝わってきます。このアルカナをどう解釈し活用できるかという、ヒントもちりばめられているかな。だから「THE PICTORIAL KEY TO THE TAROT」を読めばウェイト版がバッチリ理解できるという書物ではないけれども、絵に込められた作者の思いに触れる価値はあるでしょうから、ぜひお読み頂きたいのですね。訳文は日本タロット占術振興会の会員サイトで読めるようになっています。
繰り返しますが、絵柄のパーツそれぞれが何なのか、ウェイト版は「どうとでも答えられるように」描かれています。そのアバウトな「意味合い」、ケースバイケースで解釈をしてみればいわゆる最小公倍数的に表現が広がるでしょう、その漠然とモヤっとした中にも、一筋の強い確固とした芯=ウェイト氏の中での真理とカバラの教えがあること、その光が実際の解釈においては重要でもあります。
どうとでもとらえることができる絵柄であっても、そこからさらに拡散しわけがわからなくならないように、
またあまり絞り込みすぎると実生活に役立てにくくなるため、最大公約数的な解釈を、一緒に効率よく実生活にもいかせるように学びましょうというのが、井上の易道学校での授業スタイルです。
既存のタロット書も、今回紹介させて頂きました伊泉先生の御訳書も、すべて敬意を込め多くの参考にさせて頂いている次第です。
しかし世の中には対照的な輩がいるもので、「この本のあれは間違い、この本のこれは正しい」と、論評家気取りのあれ。一体誰からどこから何を学ばれているのだろう。別段この話を易道学校の授業の中ではしなかったが。
授業では早速メインテーマのCUPの人物札。王、女王、騎士、小姓の共通点、差異など特徴を抑え、テキスト読み、時間があったらSWORDにも進もうとしたが、微妙だったので実際の鑑定例の紹介、久々に時間通り16時終了。と思ったら終了後に鑑定例について、質問が寄せられまた授業再開みたいな。なんだかな。
14時45分頃より、受講生さんの持ち込まれた男女間の案件の解釈実践。そろそろ「今後の成り行き」と六芒星に置いた絵札の中央の「結果」の識別も明確になってきたようで、個別の案件に際してケースバイケースのさじ加減もでき。
持ち込み課題は「タロット日記のフォーマット」通りでとお願いもする。私自身が師より、文書のまとめ方、提出の仕方には細かい指導を受けてきた。解釈を上達させたいなら、他のことも上達しましょう。
15時をまわり、「総まとめ」の資料に。本講座の仕上げ、「大アルカナで実際の鑑定ができるように」を達成目標に最終回は実際に鑑定をするということで12月最終回締めくくりたく、その準備でも。何でもかんでも「タロットで占ってOK」というわけではない。アメリカ大統領選をタロットで見る?
占術の種類、それぞれ何ができて何ができないのか、タロットという卜術には命術の併用が求められること等。
大アルカナ22枚、所見としてのブレない大筋の方向性といったアドバイスにはむしろ小アルより適役。時間制の20分程度の鑑定、イベント占いなどでは78枚よりも使い勝手がよい。少ない枚数ながらもひとつのテーマを見出すことが大切だ。たとえば持ち込み課題のケースでは、「愛というより、相談者の心の問題」というテーマがうかがえた。するとキーカードの「力」に描かれている女性が誰で野獣は何のか、それは相談者のアルカナ、その相手のアルカナからも判断できるが、さらに解釈を具体的なことばで伝える材料が豊富に。
一枚引き、三枚引き、それを三角形をかたどって配置する場合と横一列で並べる場合、それを四枚に応用する場合。十字にかたどり配置する十字展開法を紹介し時間となる。次回はさらなる詳細から。
やはり命術で出せる運気の波の中で、個別に置かれた環境の中で、自らの立ち位置を確認したり、未知なる明日をどう構築していくか、そういった「切り札」を繰り出せるのがタロット占術の醍醐味でもあるということで締めくくる。人生いつだってまだまだこれから だ。未来の札より現状に焦点を当てるのも筋。
いわゆるアドバイスカードの解釈が難しいとよく言われるが、アドバイスというより、絵札が示しているものが何なのか、相談者が持っているかこ、れから得るべき力、エネルギーの形、特性、個性、それを人生を切り開く道具として伝えることだと、次回話してみよう。わたしも話下手であれだがここがわかりづらい、それはどういうことなのかと聞いて下さるのはありがたいこと。占いったって話し合いですよと、話ができなければ始まらないと学校長のことば。話とは口を使ったコミュニケーション。
16時15分を回り終了。端的に一枚繰り出した切り札と、三枚引きでだした中の一枚の切り札は違うのか? 次回はこの質問も。
2016年7月28日 タロット基礎科後記
14時半スタート。課題の解釈から。アドバイスを解釈するキーカード「死神」から、相談者を幸せに導く様々なアイディアを論じ合う。
卜術から命術的な解釈に触れない、今後の札はあくまでも現状の延長にある変化。「こういう札が出るということはもしやり直せたとしたもまた同じことになる・・・」これはタラレバ連想。現状の延長にある今後の解釈ではない。「死神」が出ているから「別れるべき」この紋切り型では長く仕事にできない。
今日の本題はアルカナ「悪魔」。絵柄のパーツ。「法王」「恋人たち」を並べて構図の考察。
いつもながらこの逆位置の解説が我ながら下手。論より証拠と実際の出目の紹介に終始したが、伝わったか。もう一度ここからおさらいしよう。
後任の新しいタロットの先生を紹介される。とても信頼のおける方で、学校としても一安心だろう。
本科とこれに続く小アルカナでひとまず終止符です。
2016年7月21日 西洋占講座後記
11時スタート。待望の運勢占断マニュアル配布。手順に従い本年9月の月運を導き出すことから。某人のネイタルチャートも解釈し、そこにトランジットがどう関わってくるか、N☉−T主要5惑星を丁寧に読み解く。
次にN♀−T☉に取り掛かると、早速N☉−T♀との混乱を質問される。実際プロでも結局「金運がよい、愛情運が上がっている」で済ませてしまうところがある。今日は外せないN☉にかかわる重要アスペクトに集中した。アスペクト早見表を振り返らなくても自分のことばで言える段階になることを目指すのが先決かもと。
9月の月運が、N☉in♋の場合とN☉in♉の場合とで読み比べてみる。それぞれの方の求めに応じどういったアドバイスが導き出せるかにも挑戦。ここで家庭学習として、自身の9月の運勢を占断して書き記してくることを提案。
13時をまわり、30分ぐらい延長するつもりで日運の扉へ。T☽の位地、N☉−T☽のアスペクトを網羅したところ、14時になってしまった。次回、某人のNチャート解読から始め、外せない重要アスペクトとされるN−Tのパターンを紹介したい。
2016年7月14日講座後記
14時30分スタート。アルカナ「死神」逆位置の復習から。そもそもの「逆位置」を振り返り、迷った時に立ち返るキーワード3つの重要性を伝える。
キーワードは人それぞれで然りだが、アルカナ13にはぜひとも「生死」という重たいことばを添えて欲しい。3つ似通った言葉を連ねるより、視点を変えて3パターン導き出すと使い勝手が広がる。
「生死」という重い文言動揺、絵柄も人が倒れ、命を落とし、土に帰っていく様子でもあり、どんな案件であれ人間の本質、それは理屈ではなく、本能に近いような人の性のようなものも感じ取れて然りだという話に至る。無理に納得しなくてもいいとも思う。
15時頃よりアルカナ「節制」へ。「節度」「制限」「中庸」の意味に触れてから、もともとウェイト版のこの絵はキリスト教絵画に端を発したもので、「飲酒はホドホドに」という標語代わりの「酒を水で薄める擬人像」がモデルになっている説をお伝えする。テキストを読みながら、アルカナの絵柄の各パーツを解説。
いよいよ実践解釈へ。日常的な解釈に個々に取り組んでもらう。職場であちこち立ち回りながら店を切り盛りするイメージ、夏のバーゲン期だが去年の服で着回しOKとかパッとひらめくようになり感慨深い。さらに、男女間のご相談、転職相談などのケース別解釈へ。根本は同じでも、周囲の札によって、あるいは相談者の置かれている環境によって「愛があるからこそ尽くしている」イメージから「適当にホドホドニ努力している」イメージまでその都度幅広く解釈できることを伝える。
次に切り札としての解釈に挑戦。あまり長く語らず、シンプルにわかりやすく助言すべき時もあるので、今日はひとことで押してもらい、時間も回ったので「節制」含む実際の展開を宿題として17時近くに終了。
2016年6月9日講座後記
14時20分スタート。前々回から皆が集まってからスタートに切り替わった結果。
アルカナ「正義」の復習から。正義と言っても、私たち各々が抱く正義感とは異なる西洋思想の土台をなす思想としての正義感。絵柄が示すのは「法の下に築かれている公正さと平等」。特に正義はシンボリックな絵画の力を見せつけてくれるアルカナだ。
こういう札が出た時にはかえって個々の「正義感」が物事を複雑にしていると考えさせられることもある。日ごろどれだけ私たちが法規制を無意識のうちに犯していることか。どれだけの政治家が舛添要一氏を非難できるというのだろう(笑
特に逆位置に力を入れて解釈実践。キーカードが逆位置で出ている場合、セッションは複雑になるが、改めてアドバイスカードを繰り出さないようにと次回改めて提唱したい。解釈に迷うといって補助カードを出しているとくせになる。出目を大事に。
「吊るされた男」に移行。よく試練とか忍耐の札と言われるが、ことばのマジックに惑わされないように。皆相談者はそこのところを具体的に聴きに来ているものだ。何をどうすることが求められているのか?どこの誰とお付き合いしている人なのか、どこそこの仕事でどんな壁にぶつかっているのか、ケースバイケースでしょうから、あるケースについて解釈のバリエーションを広げてみる。
ヘキサグラム展開法で環境の位置に出たこのアルカナをどう解釈するかを最後に読み解き終了。次回はDEATHへ。
タロット日記の話からスタート。必ず記しておきたい8項目下記フォーマット紹介。通学生、通信生の方にもぜひチャレンジして提出してみて欲しい。
タロット日記のフォーマット
1 鑑定・相談内容・・自分のことであれ他者のことであれ「相談内容」を克明に記述
2 占的・・相談を踏まえて。タロット展開は一問一答。その展開で『知りたいことは何?』その「目的」は?
※注)この時点で「もし私がある仕事の採用募集に応募したら採用されるか?等のタラレバ占い」が除外される
3 使用展開法・・「一枚引き」なり「ヘキサグラム」なり、どういう展開法で、それぞれの札の位置で何を読むかの設定を詳細に記述。
※注)「過去、現在、未来」などと設定しない
4 鑑定日時
5 使用デッキ
6 実際の展開記録・・いわゆる出目。視覚的要素を重視して画像で残すこと推奨。3の設定をここに記述してもよい。
7 直後の自分の解釈
8 その後の経過と改めてしてみる解釈
授業では下記の日記に取り組む。【タロット日記】
鑑定・相談内容
『実家の9才のワンコ、二年前から糖尿病を患い、痩せて抜け毛もひどく、今年になってからは白内障も併発しているコのこと。12/27に両親から連絡があり、ワンコの体調が悪化し、医師からは末期と宣告されたとのこと。今年ももうわずかで、年の瀬ということもあり、すぐにでも実家に帰って愛犬の様子を見たいところですが、なかなか仕事も休めません。私の愛犬は無事に年を越せるか? 最期に一目会いたいので、すぐにでも会いにいくべきか? むろんそうしたいがなかなか仕事の手が離せない。元日か1/2には何とか行けると思うが予定は立っていない。こちらが会える時期までもたないのなら仕事の帳尻をつけ実家に行きたいと、タロットを繰り出した。』
占的:ワンコの病状、悪化の具合を知りたい。それによって自分の動きを決めたい。
使用展開法:4カード(起承転結展開法)で主体をワンコとする。
鑑定日時:2004-12-28 10時頃
使用デッキ:ウェイト版大アルカナ22枚
実際の展開
以前に授業の中で、自殺が心配される人の生死について、繰り出したアルカナ「隠者」を「自殺はしない」と解釈があった。今回は「隠者」で日の当たらない場所へ行く=死という解釈が成立した。
タロット・リーディングクラス後記
14時スタート。最後の授業として、まず質問や確認しておきたいこと、何でも言いたいことがあれば言っていただいてみる。ある方から「なかなか授業のようにはスムーズにかず、特に『相談内容とタロットの出目が一致しない』時に何と言ってよいか悩む」との話が。
ちょっとめずらしい感覚? だが、なんとなく解るような気も。
相談にお応えする=タロットの出目の翻訳家になることだというスタンスで、易道学校では授業させて頂いている。出目を解釈して伝える流れを整理。
やはり一問一答とは言え、相談者の本質的な問いかけにいきなり最初の出目でビンゴな答えを読み取ろうというのはむしろおこがましい。徐々に現状を整理して、気持ちも整理して頂くために、78枚を時にはいくつかのセットを使う必要も出てくる。
まず現状位置確認→大きな方向性の導き出し→その中でのより詳細・具体的なアドバイス という三段階ステップがおすすめだというおさらい。まあレクチャーよりも実践を積むことだという話も。たとえば「離婚したい」とおっしゃって来られたとしても、「問題が解消されるなら今の相手とまだ続けていきたい」という願望も強く、結局「自分のホンネがわからない」というケースは多い。そもそもいきなりのアドバイスが成立しにくいので、アドバイスにつなげるタロットの使い方かと。効果的に大小のアルカナ、人物札を使い分けていこう。
1時間経過し、別の方から「解釈は解釈者によってそれぞれ異なることがあると言われても、アドバイスがだいぶ変わってきてしまうとなると自分の取り方でいいのか自信が持てない」とのお話。自分をしっかり導けるようになればおのずと自信になるのではと。でも「主観」は恐ろしいという話も。誰だって「自分に都合のよい解釈」におちいりがちなのは私も認める。それでも人間ギアチェンジはできるのだ。ちゃんとニュートラルに入っているか、確認作業で客観的な解釈を周囲に相談してみるような、そういう勉強は生涯必要なのだろう。
ある方の苦手意識が強かった人物札が頻出している出目を3件取り上げ、16時半近くに終了。修了証書をお渡しする。一枚の札も無駄にしない解釈を目指したいというおことばを頂き、私自身の修了証にさせて頂いた。充実したこの2年間に心より感謝し、枝垂桜が散る中お見送りさせて頂いた。感謝がやまない。
14時スタート。「人物札が苦手」だというお声を受け、過去の授業で扱った鑑定例や本日持参した例を皆でリーディング。2件ほど授業用のサンプル相談に取り組み、実際にその場でタロットを繰り出してみて頂く。展開法の選び方、相談を徐々に解決していく流れ、アドバイスの伝え方など、たった2件とはいえ「何が正しい」ではなく、「こういう解釈もある、こういう伝え方もある」という見方でお伝えしていくとあっという間に15時半ごろに。人数が少ないのでお一人お一人にじっくり解釈して頂き、それを聞いて相談者の身になってどう感じるかなどにも触れ、十人十色の感覚を分かち合うのも有意義だったのでは。そんな中で大抵自分の解釈はエキセントリックな印象のようだが・・・いやこんなものでしょう。次回は最終回。
西洋占星術・応用科後記
11時スタート。各12ハウスの象徴について、前回の続きで6室から。年運、月運の読み方にちなみ、東北大震災のチャートを垣間見る。参考までに阪神淡路大震災のチャートも参照。占術は決して統計学ではない。こういった座相の知識をどう日常的に役立てるかなので、次回も何か顕著な座相をもってきたい。12時ごろより火星、木星のアスペクト詳細。参考までにA.・ヒトラーのチャート紹介。各自人物像を調べ、チャートから何を感じるかを宿題に。当初の予定だった土星に入れず、13:40終了。
タロット基礎科・リーディングクラス後記
アルカナ「法王」の絵柄の解説。山川出版社「タロットの歴史」の参考図版のカラーコピーにより、ここに描かれている人物がどういった存在なのかが一目瞭然。
テキストを読み流しつつ、絵柄のパーツに触れていく。
日常的な解釈例の紹介。
そして待ってましたの解釈実践へ! 先回の続きから。
やはり確信、みんなさん「解釈」に迷っているのではない。
そもそも、占い方とか、占いとは というところがまったくご理解していただけていないのだ。
「バイトの面接に応募したらどうなるか?」というようなご相談も、職業占い師としては今後受けることに大いになると思います。
が、その相談者の質問をそのままタロットに問いかけて「占的をしぼっている」なんてことにはならないの。そもそも占術とはから始まり、かれこれ30分程もかけて「悩み、相談」の占師としての受け方→占的の立て方まで。
占術は転ばぬ先の杖でも人の気持ちを詮索する道具でも、ない。
これはしっかり受け止めて頂かねば。
残り30分で、クロス展開法にて、人生に迷った際の現状位置確認の仕方と鍵の使い方了。
授業後は癒しのティータイムに謝々。