前回は、78枚フルセットでの実践解釈ということで、体験的にご参加いただいた方には
やはり、一枚一枚の札をしっかり抑えていないと足並みが合わず、、というところがあったでしょうか。
とは言え、こちらは少人数制なので、各回で参加者の皆さんの疑問点を解消しながら、複数のタロットの札を総括的に解釈できる力をグレードアップさせていこう、としております。そもそも、そんなに自信がある方だったら、もともとスクールへ通ったりはなさらないでしょう。ある程度自信がないという状態は当たり前ですので、ざっくばらんにご参加下さい。
また、勉強される各所で、また、書籍によって「解釈が違う」というお声もよくよく頂戴致し、前回も同様のお声が出ましたが、そうですね、私などにおいては各78の札について、まあ表現は大きく変わることもあるが、札の中核的なメッセージの大木の部分は同じことなのではないか、と感じてきたもので、あまりそのご質問その物にピンとこないところがあります。
自分自身も78枚の札について、色々な書籍を皆さんと同じように当たってきたかと思います。その際、一冊の本を熟読する前に、例えばAce of Wands.」についてだ け、5、6冊の書籍を乱読するということをしてきたのですね。それで各書籍に共通する大きな一筋の意味合いがつかめたところで、次の札に進むわけなのですが、各書の「違い」という壁にはぶつからなかったのです。
自ら積極的に共通する部分をつかもうとしながら、複数の解説書にあたっていくことと、各書籍の「違い」を気にしながら「なんでなんで?」という挑戦的な懐疑的な意識をもって読み進めていくのとでは、だいぶ読了後に蓄積されるものが変わるのでは?と感じます。
講座もそうです。ある程度わからない、疑問をもって臨まれる中で、心の扉を開いて、吸収力を発揮していただくことが、大切になってきます。講座に来られても、ただ来ただけ、講義を聞いただけでは、それはどんな講座でも実にならないでしょう。
「聞く」ではなく「聴く」というのは、人によっては難しいことのようです。聴くという行為、拝聴の一字でもあるが、一種の徳性なのかもしれませんね。
講座やスクールのハシゴになってしまっている方は、一度、どこの現場なら、拝聴の気持ちがわきあがるか、自己の吸収力を発揮できるか?冷静に感じてみてはいかがでしょうか。現在通学中の受講生さんも、ただ「来る、話を聞いて、時間を費やす」というパターン化におちいらないよう、常にそういう意識で講座に臨めるかどうか、再度確認してみていただきたい。
というのは、ナディア・オフィスは「学校」ではありませんので。主催者のプライベートスペースを、占術やタロットに興味があり、勉強したいという方のために、随時開放しているという場所です。学校ではありませんので、タイムテーブルはありません。常時受付がいるわけでもなく、レジがあるわけでもありません。ただ単にタロットや占術の研究熱心な方に、開放している小さなサロンですので、よく考えてご納得の上で、お越しいただきたいのです。主催者自身も集う人たちすべてにとっても、有意義な場所であるよう大切にこれからも育ててゆきたい所存でございます。
まあそのためには、ナディア・オフィスがどんな場所か、講座の内容などを実際に観ていただく必要がありますかね。積極的に体験講座を承っております。無料体験、というわけにはいかないのですが、一回体験してみたい、という方には広く門が開かれておりますので、お気軽にお問い合わせ下さいね。
余談ですが、先日、忙しい合間をぬって、六義園の枝垂れ桜を観に行きました。。いやすごい人の群がもうケータイを桜に向けてですね。。なんだか妙な光景でした。本当に「桜を観ている」人が、一体どれだけいただろう?
さて、次回の「タロット解釈実践講座」は、定例通り第三火曜日13:00〜15:30
まだみなさんがしっかりつかめていない札、ニガテとしている札の復習を、「ホロスコープ展開法」の解釈の中で網羅していきたいと思います。
黄道十二宮になぞらえて、12枚の札でその時のその人の運気を語る展開法です。下記、取り上げる鑑定例のひとつとなります。ご自身で解読を試みて、次回皆さんで読み合わせてみましょう。
受講生の方から寄せられた質問から
「23才、大学院生の男性の今月1か月の運気は?」という設定で、12枚出しました。枚数が多いだけに、12枚をどうつなげて読んでいったらよいか、迷うところがあります。
※展開法のPDFファイルはこちら
20080331.pdf0
2008年03月31日
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