タロット解釈実践事典なども出させていただいておりますので、本来の「解釈」についても当日に。
だいたい人は自分に都合のよい解釈をするものです。
解釈の仕方にもその都度色々なパターンがあります。保険を掛けるようにわざとネガティブな解釈をする場合などもあります。またそれもう当日。
オールド・スタイル・ルノルマンの訳文も一部内容に織り込むので、お楽しみに!
一通り訳し終え、元々のこの原文にですね、ノルマン・カードのすばらしさを教えて頂いた!という結末を迎えた次第です。むろんこれは序章なのでしょうが。
それはさておき、やはりどうしてもいつも書いている「タロット」との対比をしてしまうわけなのですが、割とシンボリズム的に一致するものがあるな!と訳し始めてからちょっと安心感がありました。
たとえば4の札「HOUSE/家」は、家族と安定感を示す札で、タロットというよりまさにチャートの4ハウスに相当する札!と。
- HOUSE/家
ファミリー、安定性、不動産、保護
「家」は、快適さ、安定性、そして保護されている感覚を示すものです。それが重要な何かを参照する それは多くのエネルギーを必要とする何らかの重要なものを表すこともあります。住まい、家族や友人などの内々のグループ、趣味、ビジネス、そして義務的な日課を指すこともあるでしょう。同時にまた、成功を示し、不愉快な問題からあなたを保護してくれるカードでもあります。
このカードは、自分自身の興味関心を守るために、戦う勇気と希望を持つことをも示すでしょう。休息、未来への自信、あなた自身のやり方で、あなた自身の場所に居る安心感を伝えて出るのです。
5の札「TREE/木」は、タロットにも登場するWAND、棒と重なり、「生命力」を感じさせる力強さを伝える札になっています。
- TREE/木
生命力、力、健康、可能性
「木」は主に、安定した成長、円熟と成熟、しっかりした人柄と意志、人生を楽しむ力、自然の知恵、強健と内なるパワーといった考え方を示すカードです。自分たちの周辺で起こっているできごとと同様に、人間の行動についても理性的に分析する力と澄み切った心の暗示でもあるのです。
おお、この調子で続いてゆくならばとてもなじみやすいなと思ったとたんに、6の札「CLOUDS/雲」はPetitプチ衝撃でした。
- CLOUDS/雲
危機、トラブル、一筋縄ではいかない状況、疑い
「雲」は、トラブル、病気、できれば避けたいようなできごとへの警告です。魂がかなでる不協和音、ビジネスの取り組みにおける衝突があり、最上の計画を予期せぬ事態が妨害するようなものでしょう。このようなチャレンジの時期は忍耐が求められ、自制することにより余計なものが取り除かれ、危機を通じて新しい方法を見つけることができるのです。
人物:言行不一致で避けるべきキケンな人、悲観的な状態にありネガティブなエネルギーを放散する人
対人運:限界を試されているような感覚になる、理解と隠された動機が損なわれている、自己欺瞞におちいり本当の理由を見つめることが難しい
仕事運:同僚の裏切り、大事に端を発した状況、大金を失うような潜在的な危険の予測、不理解のオーラと退屈なムード
幸運の指針:暗い見通し、事態をコントロールできないこと、ぐずついている健康問題への指摘
こう来るかという。
ウェイト・タロットにおいては、雲は天界、高みの象徴です。絵柄の多くのモティーフが旧約・新約聖書を出展としたものであることもあり、雲と言えばもう必ずと言っていいほど天使や聖獣たちとともに描かれている。
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小アルカナにおいても雲からズンと突き出ている神の手という情景であったりと、なかなかウェイト・タロットの「雲」から危機、トラブル、一筋縄ではいかない状況、疑いというキーワードを導き出すのは難しいとまではいかないにしても、ストレートにはいかず、ちょっと説明が必要な感じですね。
でもルノルマンカードの雲の解説文は、まさしく人生の晴れ間を覆い隠す暗雲のイメージがほうつとするもので、これに違和感を覚える人もそういないでしょう・・高みのシンボルとしての雲、不穏のシンボルとしての雲。
いや、シンボルとは象徴とは、イメージとは実に興味深いものですね。
ルノルマン次なる7の札は「ヘビ」ですが、これはウェイト版に登場するヘビとしっかり重なりますね。
などなど全容は「日本タロット占術振興会便り」NO.9 にて。
当日ご持参頂きたい資料もリンクしてあるので、非会員でご参加希望の方にはログインできる仮パスをお送りします。
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