2018年07月22日

2018年06月30日ウェイト版&マルセイユ版 講座後記

 ブログの文字サイズのデフォルトが11ptになっており、毎回全文のフォント数を上げてからアップしているのですが、昨夜は睡魔と闘いながらの記事アップの中で至らないこと多々、何かとご不便をお掛け致します。

それにしても熊谷で観測史上最高気温が記録されたとか。
ナディア・オフィス内は現在34.7度ですが、日中は別室の授業に出ていてわかりませんが、ここは36度以上にはなっていたかと。それでもまあ熊谷の観測所に比べたらまだまだ耐えられます。
こんな猛暑極まる日に、レッスン・鑑定にお越し頂き、大変ありがたく、また貴重な学びの機会を頂けることにも、頭が下がる思いです。
ハスがねーまだ開花しなくて。せっかくいらして頂いても今特に見ごろのものがなく恐縮です。

さて、6/30土曜日開催しました日本タロット占術振興会の講座後記、
PDFファイル9ページにまとめることができました。会員ページよりログインしてご一読下さい。





ダイジェスト版6、7ページあたりでいかがでしょうか?一部をここに公開。
★ご相談者の仮名Bさんが、今の会社を辞めようか悩んでいるという設定で、F結論をふまえた、Cアドバイスを導き出してみて下さい。

「ウェイト版大アルカナ22枚での展開」

image20180625.jpg
           ↓
この展開は結構二分するタイプですね、伸るか反るかのアドバイス。

ご相談者・Bさんの中で「辞職」について色々な思い、道筋がある状態でお悩みになるわけで、道が異なれば条件も異なるという状態。条件次第で辞職するかしないかが決まるわけですね。「辞職を考える原因になっていること=いじめや契約の問題があり、それが解消するなら今は辞職はしない」とか、「その後の転職活動がスムーズなら今すっぱり辞めてしまおう」など。



鑑定のコツとして、細かい成り行きや条件についてカードを繰り出し云々するのもひとつなのですが、「辞めるか否か」すなわち伸るか反るか、二つにひとつの大きな指針をまず導き出して差し上げることができる、これもひとつ占術の得意技、効能で、使わない手はないでしょう。

※ただ相談者が細かい成り行きや条件について云々したい場合もありますから、そういう時はそこに時間を割いてやりとりするのが筋ですね。今日なども「話」だけで30分以上にもなりました。こちらが間に入って止めながらですから、ただうんうんと聞いていたら・・あっという間に1時間経過ということにもなるでしょう。


対象的に、極端な場合は相談内容なんて、ご自身のお悩みや置かれている状況についてのご説明など一切なく、「ちょっと今抱えている案件なんだけど、伸るか反るかだけ見て」という依頼だってあるものです。

ペンタグラムやヘキサグラム展開法では曼荼羅として見る図形と中央の札=最終札とアドバイスカードの2枚だけ読む というのも手。


今回もやはりある程度タロットの読み解き解釈に慣れているご参加者、一様に「辞める必要はないのでは?」に傾いておりました。


ただ、もう一度「ウェイト版大アルカナ22枚での展開図B」を振り返ってみて下さい。



たとえば「法王」→「正義」逆位置ではハラスメントが法的問題へと大きくなる可能性なども読み解かれるシーンがあり、「そこまで問題が大きくなるならむしろ辞めないと危険なのでは?」と司会者から突っ込みが入る場面も。



すると「もっと具体的な相談者の思いや背景がわからないと、解釈を絞り込めない」というおことば。だって今回のケースでは、たとえば30代の相談者が男性か女性かも明記されていない!! わけで、ごもっともでもあるご意見です。



ただ授業の中ではせっかく「タロット」のメッセージを読み解き、伝える練習をしているわけです。相談者は「その展開を見てあなたはどう思いますか?」と聞いてきているわけではないのです。「タロットを解釈して」と言ってきているのですから、「あなたの思い」は置きざりにしましょう。ここは重要です。置き去りにするための道具でもあるタロットなのです。

タロット解釈とは、タロットの翻訳作業でもあります。視覚的言語を相談者に合わせてわかりやすく翻訳・通訳する。
そもそも解釈の仕方は人それぞれです。こういった講座、読み解きレッスン自体、ご不要の方もいらっしゃるでしょうし、それはそれでよろしいことだと思います。

いっしょに学びたいと思っていただける方は、ぜひともPDFファイルをご一読の上、御意見ご感想お寄せ下さい。そのやりとりこそが生きた学びだと、おっしゃって下さった方もおられます。
(青字はPDFファイルにはない文言です)


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posted by ステラ・マリス・ナディア・オフィス at 22:30| 埼玉 ☔| Comment(2) | 日本タロット占術振興会事務局より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「あなたの思いは置き去りに」は本当にその通りだと思いますし、私もそうあるように気を付けています。
でも、疲れていたりするとうっかり思いが入り易いのでまだまだ精進です。
レポートとても参考になりました。
お忙しいところありがとうございます!
Posted by 美音 at 2018年07月27日 21:13

コメント誠に、ありがとうございます。そして、なんとずっとコメント通知がなかったために、開示せずに今に至ってしまい、申し訳ございませんでした。

そうですね「ニュートラルな精神状態」あっての、タロット解釈でもありますね。そのようにご自身で明確に意識されているので、道のりはそう長くはないかと。大丈夫ですよ!
だいたい何年やっていてもどうしても対面する相手が苦手なタイプの場合などは・・・(笑 まあ生身の人間ですから、いつでも誰とでもパーフェクトはありえません。

そういう中で「マルセイユ版」各絵札の構図と五色の色彩が、鑑定師の心と身体をニュートラルにしやすいものだということを今各所で伝えさせて頂いているのです。ウェイト版の「塔」、昨日もある受講生さんが「やっぱりこの絵を見ちゃうとねー、あーダメなのかーとかかなり痛い感じがする」と。でもマルセイユ版16番だと「あ、これが塔? なんか軽い感じですね!」
調子がふるわない時には、マルセイユ版なら刺激がマイルドでOKかもです!
コメント心から、ありがとうございましたm(_ _)m
Posted by ステラ・マリス・ナディア・オフィス at 2018年09月20日 18:51
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