受講生さんの課題持ち込み企画で、実際にお寄せ頂いたご相談を教室で解読しようという試み。案件の舞台は病院で、一見すると白い巨塔もどきの利権がらみで愛憎渦巻く人間模様? とワクワクしかけましたが、そうでもありませんでしたね。
問題となっている人物、その人の過去のトラウマから、人間の幸せ・価値観の違いに焦点が当たるなど、様々な切り口でアルカナを読み解くことができ大変有意義な時間になりました。
気をつけたいのは、ご相談者以外の人のことを見て差し上げる際には、ある程度の可能性という伝え方にして、そもそもの相談者の何某か現実的な足がかりのお役手に立ててもらうところに、展開して得られる「結果」を引っ張っていかないと。というところです。
タロット占いは興信所でも霊媒師でもありませんからね、よく不倫相手が奥さんとどうなっているかとか、、他にも色々パターンお伝えしましたが、自分以外の人のことを「詮索」するたぐいの相談は、対応がまた根本的に違ってきます。
わたしはやはりそもそも占いってどんなもので、どういう風に現実に役立てられるのか、起源や成り立ち、ロジックを明かしつつ、導いて差し上げるのも占師の仕事だというスタンスなんですね。同じスタンスで、占いの専門誌雑誌も出回った時期がありましたが、、結局廃刊。インターネットの普及とともにでしょうか、興信所系・霊感系というかのニーズに押されているのが現実ですね。
占術学校で教える立場としては、現場のニーズに対する対応力というのも考えながら、色々なケースを扱っていくしか今はないでしょうね。
持ち込み企画の後は、アルカナの「意味」にとらわれず、絵札の色味、人物の向き、正逆の出方などから大きなひとつのメッセージ受け取れるケース、逆位置多数過ぎるケースに取り組み16時20頃終了。
やはり出目から根拠や理由を丁寧にお伝えしながら、やっぱり相談者とのコミュニケーションを何よりも大事したいものです。相談者の立場になってみなさんの解釈を拝聴してみると、もう解釈の正誤を言う段階ではなく。たとえ出目から判断したことでも、一般論とか正論に聞こえるだけって伝え方だとそれこそ裏目に出るのが現場という、次回はそういうケースも紹介していこう。
そして、スケジュール的に11月24日木曜日の講座をどこに振り替えるかが課題に。12/21木曜日の案が出ましたが、何とガイダンスの日ではないか。ガイダンスが14〜15時なので、15:30〜かその前の11時〜でいかがでしょう。