プラネタリウムなんて何年ぶりだろう・・そんなお声に、私自身小学生の時に家族で行ったサンシャイン60を思い出し歳月を痛感。
足を運んだ時間との兼ね合いで、
全天周ドーム映像『HAYABUSA Back to the Earth』を見ることに。
これは、2003年に宇宙科学研究所(ISAS)とによって打ち上げられた、予定は4年間でしたが最終的に地球に帰還するまで7年間にも及んだ『小惑星探査機はやぶさ』の総飛行距離60億 km超えとなった旅の記録です。
2010年作品とのことですが国際科学映画祭のトレイラーがありました。
ずいぶん前の作品だなと思いましたが、鑑賞後、この映画が長く人気番組となっている理由がわかりましたし、これは広く世に伝えていくべき内容だとも。=無知で無関心だった自分。
はやぶさの使命は、地球重力圏外にある小惑星イトカワに降り立ち、その天体の表面上から石を採取し、地球に戻ること。
こういったサンプル・リターンという何らかの物証を持ち帰るミッションは、月面着陸で有名なアポロ計画以降、スターダスト計画、ディスカバリー計画で成功しており、はやぶさは第四機めの探査機となるとのこと。
この計画の成功によって日本の宇宙科学開発技術が認められ、一定の地位を得た模様。
46億年前に始まったとされる太陽系の形成! 以下Wikipedeaより
『太陽系の形成と進化(たいようけいのけいせいとしんか)は、巨大な分子雲の一部の重力による収縮が起こった約46億年前に始まったと推定されている。収縮した質量の大部分は集まって太陽を形成し、残りは扁平な原始惑星系円盤を形成してここから惑星、衛星、小惑星やその他の太陽系小天体等ができた。』
だからイトカワの片りんを持ち帰ることができれば、太陽系の進化についてまた何らかの新たな情報が得られる、一歩前進!!
2010年6月13日、ほぼ予定通り、オーストラリア南部の砂漠にはやぶさのカプセルが着陸。その帰還は全世界でニュースにもなっていたのでした。
しかし帰還と言えども、はやぶさは大気圏に入る前に自ら燃焼・解体し宇宙のチリと化し、カプセルだけを地球上に届けるのです。これには胸が詰まります。
様々な困難に直面し、ダメージを受けながら、一時通信が完全に途絶えたこともあったはやぶさ・・・映画の中では「はやぶさ」ではありません、「彼」と呼ばれています。このプロジェクトにかかわった全ての人の信念と愛が伝わってくる物語です。
そんなはやぶさを偲んでと思われる動画もありました。おすすめはこの2本。
プロジェクトは、はやぶさが解体する直前に、はやぶさに地球に向かってカメラのシャッターを切らせた。上記動画で見られるように、たった一枚、はやぶさが撮影した地球の画像が残っている。「はやぶさに地球を見せてあげた」という解釈が検索で。
モノや道具として扱われていないはやぶさと地球上の人たちとがどうしても心でつながっていると感じてしまう作品。そうして、誰もが、どんな有名人でも、最期は結局はやぶさといっしょでしょう、宇宙のチリと化して消えていきます。そうならない人などいない。北朝鮮の方だろうと米大統領さんだろうと、勝手にしてろと思えてきます。どうせチリになるなら、せめてはやぶさに近づきたいものだ。足元にも及ばぬとも。
はやぶさ2はもう2014年に始動しており、帰還予定は2020年とのこと。
皆で盛大にお出迎えしたいですね。
http://www.isas.jaxa.jp/missions/spacecraft/current/hayabusa2.html
HAYABUSA Back to the Earth 全天周ドーム映像秋番組は、平成29年9月9日(土)〜平成29年11月26日(日)まで上映中です。 動画もよいですが、ぜひ、全天周ドーム映像でご鑑賞下さい☆彡
※今回は上映中に、わたしの隣の席の方が、なんと後部座席から足攻撃にあっていたとのこと! その方も抵抗し、一度はぐっと足を押し返したとのことですが、まるで止まず、ほとんど上映中ずっと続いたとのことで、これはひどいですね。あとからその張本人を私も間近で見ましたが、一見して何の変哲もない妻子連れの30台とおぼしき男性で。でもどうもその人だけ、上映中にその人の家族とは別に、わたしたちの後ろにひとりで席を取っていたとのことで、満席でもないのに、わざわざ席を移動してまでそんなことをするのは確信犯では?という声も。
そうして今思うに、確信犯にしても超鈍感な輩にしても迷惑行為はやはり現行犯での指摘が一番でしょう。
多少バタつくのはやむをえず、上映前の案内であった非常口付近の館内スタッフに注意してもらってよいかと。一応会の最中のことは、主催者が代表して言いにいったり、やるべきことはやろうと思います。
他の観客とか、いっしょに連れ立ってきたわたしたちグループ皆のことを考え、ずっと上映中我慢していらしゃったかと存じます。
そう思うと、私自身も非常に申し訳なく思います。朝早くからお集まり頂き、勉強会も会食も楽しく過ごせた本日最後に、ご不快な思いをさせてしまい、申し訳ございませんでした。