2016年6月9日講座後記
14時20分スタート。前々回から皆が集まってからスタートに切り替わった結果。
アルカナ「正義」の復習から。正義と言っても、私たち各々が抱く正義感とは異なる西洋思想の土台をなす思想としての正義感。絵柄が示すのは「法の下に築かれている公正さと平等」。特に正義はシンボリックな絵画の力を見せつけてくれるアルカナだ。
こういう札が出た時にはかえって個々の「正義感」が物事を複雑にしていると考えさせられることもある。日ごろどれだけ私たちが法規制を無意識のうちに犯していることか。どれだけの政治家が舛添要一氏を非難できるというのだろう(笑
特に逆位置に力を入れて解釈実践。キーカードが逆位置で出ている場合、セッションは複雑になるが、改めてアドバイスカードを繰り出さないようにと次回改めて提唱したい。解釈に迷うといって補助カードを出しているとくせになる。出目を大事に。
「吊るされた男」に移行。よく試練とか忍耐の札と言われるが、ことばのマジックに惑わされないように。皆相談者はそこのところを具体的に聴きに来ているものだ。何をどうすることが求められているのか?どこの誰とお付き合いしている人なのか、どこそこの仕事でどんな壁にぶつかっているのか、ケースバイケースでしょうから、あるケースについて解釈のバリエーションを広げてみる。
ヘキサグラム展開法で環境の位置に出たこのアルカナをどう解釈するかを最後に読み解き終了。次回はDEATHへ。