2016年4月14日講座後記
14時スタート。先回の授業後に「タロットの使い方がつかめない」という声があり、各アルカナの解説前に「使い方」についての提案「タロット日記」作成法をお伝えする。
かくいう自分も同様にトライして授業に役立ちそうな日記があればお持ちすることを約束。
アルカナ「力」の解説へ。テキストを読みながら絵柄のパーツに触れる。
実際にあった三角形の展開法を紹介。「現状」と「切り札」とでは、同じ「力」でも表現が変わってくること。たった一枚の絵札だが、女性が獅とどれだけ格闘してきたのか、奥行きを感じさせるシーンゆえに、解釈の幅も比例して広がる。それでいい、それが自然。解釈を型にはめたがる人も多いが、自然は直線を嫌うとは昔から言われていること。柔軟性がカギ。紆余曲折している時は青信号なのだ。その道では進めないと感じた時に立ち止まって考えるより、他の道に動いてみて欲しい。奥行きと幅を広げるための授業に熱心に聞き入っていただけ感謝の気持ちとともに終了。小アルカナのゴールまで目指し皆やる気に満ちている。まだまだ先は長く、気持ちも自信も持てない自分だが、「力」の精神性を奮い立たせるしかあるまい。
2016年4月21日講座後記
西洋占星術・応用科後記
11:05スタート。外惑星のアスペクトに入る前に、内惑星のみで出生図からうかがえるパーソナリティと人生傾向についてのコメントする練習。意外と時間を取ってしまう。コメント作成までのフォーマットが求められる。どんな定式、ひな形を用意しても、最終的な個性の判断は占師にゆだねられるので、自分はこだわらないのだが。
いわゆる伝統的な吉座相と凶座相というものが実生活におよぼす影響力はどの程度なのか?質問もされる。軽く、吉凶それぞれの典型的な強い座相を振り返ると、ここももう一度要整理の感あり。吉とは言え裏目に出る、凶とは言え克服要素というプラスの側面があるわけで、影響させるもさせないもその人次第ということになると。そこを導くのが占師の仕事。
木星のアスペクトの途中〜土星、天王星、海王星、冥王星を網羅、と思いきやASCとMCとの関わりについても知りたいと。自分はそもそもASCとMCは感受点として他の主要惑星とは一線を画している。扱い方を別個にした時、チャートをどこまで現実的に役立てられるか、自信を持ててきたことがあり、あの使い方はぜひこれからも提唱していきたい。
ASCとMCとの関わりも網羅しながら、折に触れ、ダイアナ元英国王妃や日本のアイドル松田聖子氏などのチャートの紹介を経て、14近くに。先回の課題「ヒトラーのチャートから読み解けるものは?」を皆提出してくれる。
「ヒトラーという人物についての先入観にとらわれず、純粋にチャートを読み、自分なりに調べた客観的な情報と照らし合わせてみて欲しい」旨伝える。
それはすなわちご相談者が問題を抱えて鑑定にいらした時に、また自分が問題を抱えた際に、鑑定師としての客観性とチャートからのメッセージをどう作用させるかの訓練になる。
自分の問題や欠点をチャートのせいにして終わらせる風潮に流されず。
今回の課題は、一種「偏りがあるタイプの出生図の解釈」。フォーマット付き解答例をお持ちすることを約束。5月は総復習、顕著なN-T座相の紹介へと。14時終了。