2/17木曜日日本易道学校・タロット・リーディングクラス後記
解釈のコツ22箇条:第7条は「伸るか反るか、どちらもあり」
占師は神でもなければ超能力者でもないわ。そもそも「相談者のために決めてあげなきゃ、間違っちゃいけない」みたいな精神性がおこがましい。伸るか反るかどちらとも解釈でき、きっぱり占断しきれないと解釈に迷うことなど茶飯事。迷うことの何がわるい? どちらとも判断できる過程は非常に重要でしょうに。そういう時期をどう過ごし、その先にどう生かすか、なのでは? 他者のご相談であれば30分、1時間色々に定められた鑑定時間の、要は制限時間の中でしか鑑定師はおつき合いできない。そのおつき合いの仕方がタロットの翻訳家としての腕。いや腕なんかなくていい、相談者が席を離れたその後にも、存分に生かして頂ける「タロット」を提供できることに最善を尽くすこと、それが伝わっただろうか。あれやこれや試行錯誤しながら、えっ?何で?驚き、発見しながら、ようやくひとつのことを完成できた! というあのモノづくりの喜びというものがある。それと寸分違わぬ「人生をクリエイトする喜び」。解釈もモノづくりと同様だ。