2015年06月22日

タロットのエキスパートを目指す方向けの講座


6/20土曜日、日本易道学校の特別講習会後記です。

内容が濃かったのでざっくりと。

まず東洋占と西洋占という二大カテゴリに分けられがちな占いですが、またタロットといえば西洋占術の筆頭に上がるような存在ではありますが、実は西洋起源ではないタロットの知られざる一面をご理解頂ける会となりましたでしょうか。


紀元前の甲骨文字により記された卜辞が反映されている亀卜や獣骨占いに始まり、1415世紀のカードゲームまでを取り上げました。少し時間があまった感がありますので、次回はさらに資料を充実させて準備してゆく所存。


第二回、7月の会は現代も楽しまれているトランプ占い、タロットゲーム、タロット占いの3つの札構成の違いも含めた相違・相似点に触れ、中世世界へ入っていきます。

日本では織豊政権時代へ入りますね、当時のフランス、イタリア、日本の文化の違い、人々の暮らしぶりにも焦点を当てます。


その後、そもそも中世期に確立した占いとしてのタロットの原点に遡ります。「そもそも」何が描かれた札だったのか? 

ここから、今日のいわゆる「解釈」へと流れていっているものは何なのかをつかんで頂けたらと。フランス人もイタリア人も日本人も、各アルカナに共通の思いを寄せるこの神秘性の正体をも。


そうですね、もともとの絵札に何が描かれていたのか、そのダイジェストとなるのが山川出版社「タロットの歴史」※です。次回もまた、書籍に掲載しきれなかった様々なエピソード、図版、参考文献を紹介させて頂きますので、お楽しみに☆



そうそう折に触れお伝えしたかったこと。



※山川出版社「タロットの歴史」について頂いたご指摘


「恐らくマルセイユ版の情報に関しては主にジャン=クロード・フロルノワ氏を典拠となさったものと拝察致します。・・・論拠不足のためかあまり他のタロット史家たちには容れられていない印象です。」

他のタロット史家とは・・・??? いずれにしても文面に何か不都合を感じられたご様子。わたしとて見解の相違にはごまんとぶつかる。


まあ確かに、タロットのあらゆる論説が説得力不足であることは否めない。何といってももはや「証拠」がないのだ。

論拠が十分!」なんて論説には出会ったことがありませぬ。不足で叩きたいなら私のような無名人ばかりでなく、有名人のほうもお願いしたいところです。

情報操作に乗せるほうも乗せられるほうも困ったものだ。


本書P.41について同上の方より

「1701年に古い版木が全て焼き払われてマルセイユ版の伝統が消失した」との話ですが、この時の法令は通常のプレイングカードに対するものであり、タロットは例外とする旨が記されています。」

私が記したのはフランス政府の話。Playing Cards という文字すら登場しないフランス語の文献の中で、どの部分をプレイングカード、タロットと解釈されたのかが怪しいところで、推察するに英語文献のネット資料か何かなのではと。。


講習会の中では、どの部分はどの国のどの図書館情報、書籍であれば出版社名、タイトル、ネット情報ならどこの誰のサイトなのか個人サイトからwikipedeaまで逐一お伝えもしています。各所中高大学の「教科書」が最も多い参考文献かな。たとえば甲骨文字についての資料は今回多く某大学の教科書でした。


かなり調べつくしたつもりでも、今回の会で頂いたご質問から私自身の不勉強な点が明確になり、宿題を頂くこととなり感謝しております。

マニアなファン・・・私のいうところのマニアとは「タロット」のすべてを知り尽くしたい人!の意で、そういうタロット愛好家には必見の会です。世界史、地理にと話が飛びますが、すべてがタロットに通ずる話。ぜひともお勧めです。ただし飛び入り参加が難しい場所です。事前に講師までご連絡の上、ご来校の程何卒、宜しくお願い申し上げます。


日本易道学校2015年特別講習会「タロットの歴史(エキスパート講習会)」

講師:井上教子

6/20土曜日〜9月まで、

毎月一回、第三土曜日11〜13時開催

対象:タロット愛好家の方、タロットのエキスパートを目指す方向け

4か月で全4回ですが、各回単発でのご参加も可能です。(4回すべて受講された方には、エキスパート認証状が発行されます)

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posted by ステラ・マリス・ナディア・オフィス at 17:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | タロット・西洋占星術講座後記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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