2007年05月16日

猟奇的な殺人事件

福島県会津若松市で切断した母親の頭部を持ち自首した県立高校3年の男子生徒(17)が殺人容疑で逮捕された事件。ニュース記事、供述内容等読む限り、まさに異常な事件だ。異常な人間性、人間の異常行動・・・では、正常な人間とは?第五のアルカナ「法王」にそれは示されています。三重の冠と三重の十字は三世界を統治していることの暗示であり、三世界とは即ち「人間の肉体、精神、霊性」を意味する。今回の事件と、均整のとれた人格を指すアルカナ「法王」から学べることは、誰もが異常性を発揮することがあるということだ。誰もが、三世界のバランスを崩し得る存在、人が人である以上は。実際、三世界の各部分は人によって微妙に偏り、ひとつの宗教への傾倒する偏狂的な盲信者たる存在もあれば、無神論者も存在する。まあ「法王」のリバース程度の人間なら、身近にごまんといるし、自分だって、どこかで誰かにとっては「法王」のリバースなんだろう。
第五のアルカナが象徴する五芒星で解説するとすれば、きれいな形の正確な五芒星が人間らしい「法王」で、微妙にゆがんだ状態の五芒星が「法王」リバースというところだ。
今回の事件は、形がゆがみまくってしまった、三世界が入り乱れ混沌とした世界に落ちてしまった、まさに逆五芒星のアルカナ「悪魔」に象徴されるような、事件だと言えるだろう。とても、人間のする行為とは思えない行為に及んだ少年は、堕ちてしまった五芒星。
だから、この少年をどう更正させるかということが重要なんだ。誰もが、人が人である以上、堕ちてしまう可能性を備えているのだから。まあこういう犯罪が発生するたび、常日頃思っていたことなんだが、自分にはカンケーない、自分とは違う異常な世界で起こったこと、というとらえ方をするのではなく、これからのことを、考えてゆかねばと思う。すべての犯罪は、様々な要因がそれぞれ相まって複合的に発生する。最初から犯罪者として生まれてくる人間などいやしないのだから、全ての犯罪について、社会その物が負う責任は大きいと考えるから。0
posted by ステラ・マリス・ナディア・オフィス at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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