今日はこちら、しばしば曇りがちながらも晴天で、ものすごい強風吹き荒れる1日でした。
乾燥が激しく、鉢植えの水やりに追われる一幕も、、
台風の影響下にあられた方々はもう日常を取り戻しているでしょうか、
またしばし秋晴れを満喫できる時間がおだやかに過ぎてゆくことを祈っております。
さて、10/20日曜日は、タロットセラピーの最も基本的な使用法として、
ペインティング・セラピーの効能についても考えていきたいと。「ぬり絵療法」の応用です。
実際に色鉛筆をご持参いただき、無色のタロットに彩色していってみましょう。
この時、ウェイト版とマルセイユ版とどちらを選ぶかから、セラピーは始まっているのです。
マルセイユ版については、レジュメをアップできる段階になってきたので、
各札について質問等あれば、メールでお寄せいただき、そちらに反映させていくのもよいかと。
この質問については、会員の方限定とさせて下さい。お気軽にメール下さい。
また参考書として、今回はこちらを紹介。
『木版画を読む/森田安一著 山川出版』
書籍は下記、十五世紀末ドイツの詩人セバスティアン・ブラントの詩から始まっています。
『文字をさげずむ者がいるならば
あるいは文字を読めぬものがいるならば
木版画の中に自分の姿を見ればよい
自分が誰で、誰に似て、何が自分に足りないか木版画で眺めなさい』
まだ「地動説」が当然のことで、教会の絶対的・強力な支配下にあったヨーロッパの暗黒時代を生き抜いた庶民の知恵が、マルセイユ版には込められていると言えるでしょう。オカルティズムの手あかにまみれたマルセイユ版ですが、タロットが異端的な信徒だけのものではなかったことは周知のこと。
宗派に寄らずヨーロッパ各地で流行したカードゲームでもあったのです。
いずれにしても、一見不可思議なマルセイユ版の絵柄、これが当時は決して口にすることが許されなかった「教会批判、権威主義批判」を色濃く風刺的に表現した絵であることは確かなようです。
この書籍には、デューラーの弟子・エアハルト・シェーンによる「賢者の家と愚者の家」「パグパイプを吹く悪魔」といった木版画が紹介されていますが、一連のタロットのメジャーアルカナに相通じるテーマを見出すことができるのは、また不思議なものですね。
また、本年の忘年会は、東北でというお声がチラホラと、、
熱心な宮城県の会員の方々のご協力に期待させていただけそうですので、
12月中を目処に「東北大会」の開催に向け、興味・関心ございます方、ぜひともご連絡お待ちしております。
これについては会員・非会員を問わずまだ開催については今ひとつ不安定な段階ですが、仮参加の申込みいただければ幸いです。
まずは、10月の研究会にて。
タロットも占星術も占い道具としてのみならず、その歴史、絵柄といった文化的な側面から心理療法的な効能についてまで、しっかり研究し社会的な活動に生かしていこうというお仲間を引き続き募集してまいります。日がせまってまいりました。お早めにご連絡下さい。
日時:2013年10月20日(土曜日) ※色鉛筆をご持参下さい
◇場所:駒込文化創造会館 第四会議室
◇参加費:会員3,150円 無料会員3,500円 一般4,200円
◇日程
9:00〜開場
9:30〜10:30 11月の星回り研究会
10:40〜11:50 マルセイユ版、ウェイト版を使用したタロットセラピー
12:00〜 昼食会+スタッフミーティング(会のことをよくお知りになりたい方はご参加下さい)
14:00 終了予定
定員10名 0
2013年10月10日
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