21日土曜日の会なのですが、タロットの部では、最近の自分なりのタロットの使い方について、各自のとっておきを披露していただこうかと。
かくいう私、井上もうよきょくせつございました、不動産売買、、、
ものが大きいだけに、また不動産という性質上、人の一生を左右するものでもあり、様々な人が絡み、なかなかというか、まったく自分の思い通りに展開してゆかないわけです。
占的をしぼって立てた質問のつもりでも、もうその質問自体が翌日には崩壊している有様で。
業界の思惑というのもある中で、どうしても駆け引き的なことは発生するし、周辺の物件の動きと連動して、値動きもする。。うーん、まさにこういう多くの要素が絡み合う波を読むために、占術というものがあるというようなことを、かのイギリスの神秘思想研究家・ダイアン・フォーチュンも語っていましたね。「神秘のカバラー」の中で。
で、求める物件をいかにして手に入れるか?というお題でこのところタロットと首っ引きだったりもしたわけですが、まあ「占術は当てものではありません」をモットーにしている私を誤解しないでいただきたいのですが、損得勘定にタロットを使ったなんてことではないのです。
人生で迷った時に、占いを頼るものですが、迷いも色々です。どちらを選べばトクをするかとか、恋は成就するのかしないのか、そんな不安を投げかけてこられる相談者のことばの背景を、占師は見つめているもの。
自分自身の悩み事についても然りで、一見即物的にも感じられる質問内容の中で、己が何者であり、どこから来てどこへ向かう者なのかとゆう問いかけを常にしているものなんですよ。
自分の置かれている状況だとか今後の成り行きだとか対策だとかにどういう絵札が出るのか、その絵札を通して、自分の主観的な目線、また、身近な人の客観的な目線とはまた別の、いわゆる第三の目線で、ものごとをとらえようとする、わけです。これが、占師の役割、存在意義だと言えるでしょう。それはすなわち、太古の人が生き抜くために、天体をはじめとするあらゆる自然、森羅万象を通して、物事をどう判断しどう解決していったかという英知です。
そんなことのどこが英知なのかと、言われてしまえばそれまでなのですが、己が何者であり、どこから来てどこへ向かう者なのかなんてことを、万人が納得するように説明できる人なんてのもまた存在しえないでしょうからね、ここのところには突っ込まないで下さい。
古来、「as above, so blow」として、占術という術を操り、人は人生の旅路を生きてきたのね。人の生き死に、国政を占ってきたのです。ギリシアで哲学が盛んになるより前の、原始の哲学とでもいいましょうか、そういう故人の魂を、占術愛好家としては、大切に「考えていきたい」ものですね。
タロットの絵札に示されていることがらと、現状とをいかに符合させるかという作業、これをなおざりにして、現実生活に役立つ解釈というのは、あり得ないのではないかと痛感しています。その辺のお話からさせていただきまして、皆さんの最近のタロット解釈に対する思いや発見などうかがいたい所存です。
では、21日は、まず8月の星回り解読からスタートしますので、参加者の方にはできれば予習をしてきて下さいますようお願い申し上げます。
直接参加できない方は、事前にメールでご意見、ご感想、ご質問等お寄せ下さい。初心者の方からの素朴な疑問、プロの方の深い難問お待ちしております。
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2012年07月19日
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