2011年11月09日

TPP問題に際して

ユニバーサル・ウェイト・ポケット・タロットの配送など一部でお待たせしてしまいましたが、何とか配送完了しております。
先日の日本占術協会シンポジウムで多くご注文いただき、、ありがとうございました。


さて、やみくもに賛否を叫ぶのではなく、たとえば政治家も自分の選挙区が農業地区だからとかバックに大きな企業がついているからとか、そういう立場で賛否を討議するのではなく、日本全体として、というそれぞれの立場を越えた議論ができなきゃ、しょうがないですよね。
おたがいの立場でだけモノを言っているようだから、日本人はディベートができないと言われるのでは。

不賛成について、いくつか根拠を上げてみましょう。

「関税を撤廃し、貿易の自由化を」と言うのだけれど、もう既に自由化ははるか昔に果たされています。現に、私自身タロットの輸入販売を生業としている。
が、個人的に関税について、これが弊害になってビジネスができないと感じたことは一度もありません。むろん、関税は負担ですよ。しかし、おそらくタロットを取り扱う業者の誰も、「これがなくならないと、世界的なビジネスの枠組みに入って参戦できない」などとは思いもしていないでしょう。

そう一部の生産メイカーだけが、そういう状況におちいっているというだけなのです。
産業界のシェアだけとってみて、農業・漁業等の第一産業不賛成2%程度に対して、圧倒的多数の98%は賛成しているなどという報じ方がそもそも「操作的」で薄ら寒くはなかろうか。

「そういう状況におちいっている」生産メイカーだけを助けてあげる必要も、時と場合によっては、あるかと思います。

しかし、アメリカは、日本からモノを買う気はないと名言しています。
アメリカも今非常に苦しい。彼らは、農産物を売りたい、そのためのTPPであることを、はしょって報じられているのもいかんともしがたい。
そう言うことも含めて「交渉のテーブルにつきましょう」というのなら、さっさとつけばいい。
何をここまで躊躇しているのか。こうしてもめているのか? ・・・手を出す「必要」がないからでしょう。必要があるなら、さっさと人は動く。障害を取り除いてでも前に進みますよ。

これもよくよく報じられているが「交渉のテーブルに着いたら最後、抜けるとは言い出せない」、、なんともまあ情けないところですが、日本という国はいつでもそうでしょう。アメリカに対して強く出られない。
交渉してみましたが、やはり不参加にしますと、言った時の「経済的制裁」でしょうか、国家間ハラスメントが、日本の政府はおそろしくてしょうがないわけですね。

でもこれはもう事実というか、しょうがないですよ、そういう経緯があって。今ここで云々したところで昨日今日始まったことではないのです。

そういうリスキーな「協定」に、クモの巣にとらわれに行くように、入っていく愚かな国であって欲しくないというのが、私含め多くの人の願いであるはずです。


また、百歩譲って、一部の産業・工業メイカーにとっては海外で事業を拡大できるチャンスだと、いう節があったとしても、
本来はビジネスというのは、ここで体力をつけて、創意工夫で、乗り越えていくものでしょう。
それができないと、
TPPに参加しないとダメだなんて言っているようなら、今の時点で止めたほうがいい。

景気が悪化している、人がモノを買わない、だからビジネスが成り立たないと言っているようでは、、ねえ。
関税の撤廃によって、商品価格を下げることができると、安易に安売り競争に参戦する売り主はいないはずです。
いるとすれば、わかっていない。結局自分の首を絞めるでしょう。

タロットの激安サイトと言えば、Amazonですが、要はAmazonより価格を下げれば、うちももっと商売繁盛?
とんでもないですよ。

今回はさらに、第一産業、即ち「国の胃袋」について、日ごろから希薄になっている人の意識について、書いてみたい。
あなたは、自分の口に入れているお肉やら野菜の実態を、考えてみたことがありますか?0
posted by ステラ・マリス・ナディア・オフィス at 18:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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