昨日は帰宅してニュースを見れば、菅総理の発言が大問題に。後に菅氏の発言ではないと撤回されていたが、
まず、発言その物は、東北地方の方には大変シビアなことになるが、間違ってはいないことでしょう。
10年、20年、まともに人が住み生活していくのは、誰が考えても難しい。
市町村をあげての移住、移設というのが、やむを得ない選択であるかと。
被災現場を見れば、津波の際、何百トンという規模のタンカーや漁船が、市街地に打ち寄せられて、放置されている。
解体、撤去作業にかかる費用は何十億、何ヶ月とのこと。個人の持ち主だろうと会社だろうと、とても保障の範囲内では行えないと。
そのタンカーをよけながら、通行する自動車や人を見ていて、もうこれはいかんでしょうと思うのは誰もがいっしょだろう。
辛い、悔しい、悲しくてもう死んでしまいたいほどに悩んで、占術に頼られる方、私ももちろんそうですが、人はそんなものなんですね。
そうして「感情的になっては物事は解決できない」というのが、占術からよく導き出される答えでもある。いや、一般論でしょうと思われるかもしれませんが、多くの方が、冷静さを失い、混乱して、占術に頼るのですから。
今回のことでも、人はどうしたって感情論に走りがちな生き物であることが如実に出ている。
某テレビ局のニュース番組の取材に答えて、原発被災地域の酪農家の女性が、「私はここにずっといます、牛たちを守っていきます」と。
自分も泣いたけど、、動物好きな人間にとって、心打たれるシーンだった。
が、時間が過ぎ冷静になってくると、そこにそうして居続けて、動物たちと共に過ごすことが、本当にどういうことなのか?やっぱりよくよく考えて、結論出してもらった時に、別の答えもあるんじゃないかと。
家畜は、すでにもう人の犠牲になっている。これ以上の犠牲を払わせるのはどうかと。被災地の汚染した空気を吸わせて、やせ衰えさせていかせるのは、いかがなものかと。「自分も一緒に」とそこでハンガーストライキをしている場合ではないのではないでしょうか。立ち上がって動くこと、一歩でも前に進みませんか?
被災だけではありません。私達誰もが生きている以上、先にも申しましたが、辛い、悔しい、悲しくてもう死んでしまいたいほどに悩むことに遭遇するのです。
そんな状況からどうやって希望を見出し、明日につなげていくか、ですよね。
ここをみんなでいっしょに冷静に、ひとつひとつ考えていきましょう。
政府は何もしない、という声も上がるけれど、、講座などやっていると、ホント教室内で複数の人がいっぺんに口々に質問し出したりすると、もう誰の質問にも答えられなくなってしまうわけね。だから私は、挙手をして、順番に質問して下さいと言います。その質問をどう扱うかはこちらにゆだねていただきます。優先的に答えるべきものもあれば、その場にふさわしくない質問もあって、どう扱うかはこちらの判断とさせていただくわけです。
政治家だって人間です。一気にワッと色々なところから保障を求められても二進も三進も行かんでしょう。にっちもさっちもね。
菅総理、がんばれ。私は民主党員でも何でもないが、今現実的に国のリーダーシップを取って復興活動の最前線にいる政府を、応援することも大事なんじゃないでしょうかね。
では今日も一日、いってきます。
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