2009年10月09日

象徴とシンボルとマンガ

象徴ということばの英訳がSymbolと出てくるけれども、日本語で言う時の「シンボル」とは、大抵シンボル・マークのことを指しているのだと感じる。どちらかと言えば「マーク」のほうに重きがある含み。マークと言った時には、日本語は印(しるし)であるとか記号であるとか、サインというのもあるか。

取りあえず、自分が表現する上で「象徴」という時と「シンボル」という時とは、意味することが異なります。

アルカナ「戦車」に見られる「有翼円盤」。翼がついた太陽のシンボル(マーク)で、当時のエジプト王室の紋章でもありました。。昔、王家の紋章というコミックスがあってずいぶん夢中になって読んでいたのを思い出す。それにしても、、画法的にはえらいすごいまんがだった、、遠近法もなにもあったもんじゃないっていうか。いやしかし素晴らしい、よくわからんが、、小学生にして古代エジプト史に興味をもつようになったのはこのコミックスのお陰です。とは言えこのマンガを読んでもとくに古代史の勉強にはなりません。あくまでもフィクション、ロマンスです。同作者・細川智栄子氏の「シンデレラの森」も超おすすめ。こちらは歴史とかシンボルとかとはまったくカンケーないが、まあタロットで絵札の解釈をするここと、劇画から学ぶというのを重ねてみてもいいんじゃないですかね。

どうも結局「イイ、わるい」でしか、判断できない人が多いようで。イイ、わるい、そういう安直なことば、文字と文字の間にさえも、読むべき要素というものが満ちあふれているという、そういうことを理解するには、マンガから入ってみてはどうだろうかと真剣に思う。

太陽は言わずと知れた万物の源。生命力、王権、男性原理の象徴であり、翼は天界の象徴であり、天界に属する聖者・聖獣は皆これと共に描かれる。自ずと、有翼の太陽が何を象徴するものかということを、感じていただけるのではなかろうか。0
posted by ステラ・マリス・ナディア・オフィス at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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