11時から開始、板書ができない!状況にあってプリントだらけでまた散らかってしまって誠に申し訳なく存じております。
復習的に、ホロスコープの3つの体系(システム)の確認後、
「惑星の格式」について触れましたが、チャートの読みの中で、出生図と経過図共にこちらもていねいに抑えていくべきなのでしょうが、
たとえば出生図で自身の太陽が「衰」や「敗」だった場合、ずっと引きずるのもどうかという感覚、よくわかります。
しかしこれに限らず、致命的な座相などというものはあり得ませんので、
臆さず堂々とむしろそれを個性に変える「読み解き」がなされるべきなのではないかと。
ちなみに「盛」ならいいのかと言えば、強すぎるというのも問題なんだろうなとひしひし感じることがあります。
そういう意味では「衰」「敗」は、他の星に活力を与えやすいということにもなろうかと。
そして問題のロジック的に難しい「興」に触れた流れで、Decanデカネートヘ。
だけれども、そもそもの太陽星座を超える読み方はしない。コツとしては普段は使わない。
そして8つのチャートパターン、これは 魔女の家BOOKS アメリカ占星学教科書第四巻 を参考にさせていただいており、
アメリカ大陸的な考え方でもありますね等々解説させていただいたのですが、なんとそこにいらっしゃった受講生さんがお持ちだった書籍とチャートパターンの参考図がなぜか?ガッツリ一致でした!
実業之日本社「ホロスコープ入門」
ちなみに、表紙の絵柄が確かに楳図かずおさんと言っても通じてしまう・・・これは衝撃ですね。
が、表情のみでしょう。全体像、背景、小道具小物等アイテム色調までふくめてこれを楳図かずおさんがもし描いたとしたら・・・想像したくないですね、怖すぎて。。
幼少期に観た怪奇マンガ他ホラー映画やら挿し絵やらのトラウマに常に苦しんでいる井上でした。ゴハン食べられなくなります。。
ね、美しく、可愛いらしい、夢いっぱいのイラストたくさん!
だから、この占いの世界に入って来た、そんなわたくしめでもございまして。
やはりルル先生、ルネ先生といったスーパー占星術師ですよもう、今で言ったら。
そこに松崎明美(まつざき あけみ名義もあり)さんというまたGracefulなイラストの作画家とのコンビ、そこに世代的なニーズがあいまってのトリプリシティの原理でもってブームが起こった、そんなところがある、昭和の占い雑誌ブームがあったのではなかろうかなど。
井上のマガジンも、時代に即したスタイルを模索しつつがんばっておりますので、何卒、よろしくお願い申し上げますね!
と話が横に逸れしかも自分の広告。本当すみません。ただ、一度お話しておいたほうがよいかとご助言もあり、
講師業って、ボランティアまでいきませんが、かなりご奉仕職なんですよ、これどこでも。超有名大先生はまた別ですよ。
学校さんも超大変な中最もご尽力されており。私のような者を採用してくださる易道学校さんにはですからもう感謝しかございません。
色々と不備、不具合昨日もあって本当、申し訳なかったのですが、
やっぱりね、さすがに井上骨折中ですので、なんとかご勘弁いただきたく。痛いです。
あいえ、お読みいただけまして誠に、ありがとうございます!
さて、チャートパターンを確認した後、
実際の個別のソーラーとプラシーダスチャート比較し、パターンとしての確認もしてみる。
ここですね、「確認」をするたびに、散漫になっていっては、どんどんブレていってしまうのなら、まずその確認はしなくてよいでしょうし、
占術家の仕事は依頼者に応えて技術をサービスとして提供することですから、
これをどこで使う使わない、はい、ここを勉強しに、いらしてくださってもいることを、どうかよろしくお願い致します。
ただ情報だけで頭でっかちになってしまわないように。
占術家が軸を担って、このご相談者さんは今何をしたいのか、何を求めて必要とされているのか?
そういう耳と意識を働かせながら、これはタロットの占断も同じです、「答え」をひとことひとことゆっくりになることが多いですね、
つむぎだしていくのが、これが占術家の仕事です。
次は外惑星の復習。板書なしの読み合わせ・レクチャーばかりで本当申し訳なくも、
決まり切った「ことのば書き写し」では、私は授業にならないと思っております!→ 教科書・テキストの字面は読むもの。
書き記す「ことば」に到達するまでの「考え方の道筋」を理解していただければというところで、授業の意義ありと。
実際にそれぞれ12宮に外惑星3つ入れてみて、ことばをつむぎだすと、普通に読んでも「衰」「敗」という着地点に行きつくことなども確認できました。
だから、一定の格式という情報・知識はなくても、普通に自然に、太陽・月はじめとする主要五惑星を中心にパーソナリティーを読んでください。
ハウスはシステムによって変わるので、いちいち言及しなくても、おそらく主要惑星の読み解きで導き出せることやアスペクトにすでに表れているのも自然なことです。
(今現在私個人はWindows11以降こちらは使用しておりませんので、実際使われる方は互換性を確認してくださいね)
なるほど、土星と海王星の対角、海王星は「敗」にあって、これはこの世代に生きた方全員の特徴でもあるのですが、
この2つの星と水星との90度、これが個別の特徴ということになります。
しかし、水星は「盛」です。強い、強い、文化的役割をになう方の座相なのですね。
思想家、著述家としての、この方の強みが、しばしば、土星の堅牢さ、さらにこちらが心配な海王星のブレやすさ、誤魔化しやすさに足を引っ張られながらも、そこから逃げずに、ひとつひとつこの方のやり方で乗り越えていらっしゃって今がある、
そんな大御所的な存在なのでしょうかね等々
13時を過ぎて終了。
次回6/15土曜日
予定)→今度からここを記入しますと、たとえばお休みされた方に参考にしていただけるかと。
- 7月の経過図
- 木星・土星を中心に見る2024年後半
- 外惑星のアスペクト
- 経過図の中での外惑星の特集
- プリント1枚借りてしまった方にお戻ししますのでご安心ください
14時から小アルカナでこちらも板書できなくて恐縮です。痛いのです。
4スートの「6」、生命の樹との対応などから入りましたが、
そもそも生命の樹は、太陽系 =Solar Systemというシステムを図像化したものです。
人類全体がシステマチックであるために、というカバリストの思想は画期的です。人体になぞらえて考えましょう。
適材適所で惑星たちがスムーズに機能している様を想像してください。
心臓のポンピングに従い、循環し機能している私たちの人体をです。
停滞、故障、その時、そのシステムのあり方が問われるのでしょう。
何とか今回も井上、受け入れていただいて、ありがたいことです。
故障というのは、即座に役務からはずされる第一要因になりますところ。
人体を考える、一個人から、ひとつの家庭、家庭の集合体としての地域社会、国家、国と国との集合体、世界と広げて考えていくことができます。
人間も過ちをおかします。最も人類史上いかんかったのが、世襲の絶対王政ではなかろうかと。
時の支配者はその時その時必要に応じて、おそらく議論される余地もなく動いているはず。
56枚の小アルカナは、そんな日々の私たち人間の日常生活、人間模様について、色々なヒントをくれる絵札です。
スートは異なりますが、「6」は六です。やはり、10枚の中では最も人間の美しさ、美徳に匹敵するメッセージ性が特徴でしょうか。
でもこれは、5があっての流れ、また7へと移行する物語のワンシーンです。
刻々と時は過ぎているのです。
小アルカナではあまり立ち止まらないのがヒケツです。
ヴィクトリア時代に生まれたウェイト&アメリカ国籍のパメラが描いた、しばしばギリシア・ローマ時代をほうふつとする絵柄も見られる古いヨーロッパの民話を思わせるような絵札の数々。。
いくら大アルカナより影響力はないとするも、やはり絵柄のパーツを読み解くのが、大も小もタロット占術ですね。
「ヘキサグラム」2件を経て、「ケルト十字」1件読み解きレッスン終了したところで、16時を回ってしまって終了となりました。
時代は変わっても、人はそう変わりませんね。
大河ドラマでは紫式部ですが、現代社会人たちのパワーゲームと何ら変わらない、いやむしろもっと露骨に、利害と階級意識のすさまじい攻防戦が浮き彫りになっております。
世知辛い世の中ですが、ともに占いを活用して日々乗り切ってまいりましょう!
次回6/15土曜日
予定)
- 小アルカナ7の4枚
- 実践鑑定「彼の気持ち」
- 数札で渡していないプリント2、4の6枚を用意していきます
0