2023年01月22日

日本易同学校2023年1月21日土曜日の後記

備忘録を兼ねて

家を出る時間が遅れてしまい、ぎりぎりのスタートとなってしまい、お休みされた方や初参加の方へのフォローができず、反省点としております。

フォローとはもちろんアフターフォローのことだが、容易にSNSのフォローと間違われやすいかと。。不毛のSNS文化も終息のきざしが見えておりますが。。


まだ3回目で星座や惑星記号の早見表が必要な方もいらっしゃる中、

まずはホロスコープの概要をおさらい。

うちも気づいたらブランクチャートが4重円になっていた。ビギナーさんはもちろん1重円でOKです。

地球から見た太陽の軌道、すなわち黄道にそった12の宮、そのハウス・システムをいくつか紹介、と思ったら案外ここで違うシステムを使ったら占断も違ってくるという話でかなり立ち止まり、結局タロットの時間に入っても井上自らまだそれについてを解説させていただかなくてはと、かなりの時間を要し。


しかしまあそんなに時間通り、計画通りにカッチリいかないのが生身の人間の生活でもありましょう。

そういうまず人と向き合う、以前に、人と知るということは、あらゆる分野においてとても大事な根底にあるべき要素でもありましょうね。

たとえばドッグトレーナーさんという職業の方であっても、「お客は人間なんですよね」・・独立されてトレーナーになる前は、警察犬の訓練所で割と「対動物」の仕事だと考えていたようだったような、そんな振り返りをTV番組の中でされていることなど。

机の上のテキスト・ノートも大事ですが、やはりそういう体調くずして授業に出られないとか、事情があって急に参加のような色々な波が発生するのが人生というものだから。そういうところひとつひとつからも学んでいきたいものです。

学校も、誰もが、不完全な存在ということも、よろしくお願い申し上げます。


12星座でいえば、やはりそれぞれの星座に得意不得意、完全性不完全性が如実に表象されているわけです。

そこを学ぶ、これがもう何より大切。


そして人間は多面的な存在です。

ある一面において、これが得意、不得意、色々な面があって然りと。

走ることにおいて、作ることにおいて、色について、デザインについて・・・多面的に人をまるっと見通す、そのための十二の円環なのです。


太陽、月を経て、今回は水星という星を通して、「読み書き話す」力を見つめてみました。太陽星座とも月星座とも連動しやすいところにあって、たとえば太陽とはハウスひとつ置いたところに水星があるタイプ、やはり一見したところとは違うコミュニケーションをとるタイプがいらっしゃるかと、ひとつ強い個性を垣間見るところです。

水星は、それ自体を単体で見るというよりは、何かあった時にですね、水星をチェックするという。


そして醍醐味であります、「黄道12宮」それぞれの宮、12のお部屋についてテキストの読み合わせ。

まず「どのハウスに何が入っているか」を論ずるのが占星術です。応用科ではアスペクト=星と星との相対角度もチェック項目です。

空いているハウスについては、その後、でしょうか。順当に一歩一歩、進んでいくほうが効率がよいです。


この日のテーマ、本題は双子座。最後の30分で少し早口の読み合わせになってしまいました。

次回は、蟹座、金星、質と要素、すなわちクオリティとエレメントの回となります。

2時間では未消化な感も否めませんが、2時間×12回ってそもそもぎゅうぎゅう詰めです。

家庭学習は少しお願いしたいと存じております。ストアカなどで単発の追加講座受講もありでしょう。メンバー割もあります。


タロットも、リーディングでは、みなさんそれぞれの日常生活、生活環境、ご状況に合わせた「読み」ができることが何よりも大切なのですね。自分の身近なことについて、22のアルカナが一通りこなれてきたら、「別の人」について言葉を広げていくという、その延長に不特定多数の方の様々なご相談にタロットの解釈を広げていけるプロの腕が確立されるわけですので。

それで思い切って昨日はご参加者の皆さん全員に、たとえば「女帝」が出ていた日曜日はどんな日曜日かを実際に話していただきました。

が、すごく、ためになったかとは。

異なる皆さん、異なる日曜日。そこでの「女帝」。

親、子供との関りを言ってくださった方もいらっしゃいました。家事や料理などまさに主婦的な腕をふるうこと、掃除などのハウスキーピングの必要性も上げていただけました。リラックスしてのんびり、ゆっくり休養をとる日曜日etc

家族のために忙しく立ち働く主婦もありだし、ラグジュアリーにワインを傾けることもある、濃淡をもって「女帝」をとらえることになってきます。


そしてこの「女帝」がアドバイスカード=切り札として出たときのリーディングにも挑戦していただきました。

「女帝」らしく、あること。やはりタロットは切り札が肝。

せまりくる「日曜日」そのものを変えることはできませんが、ここでどうたち振るうか、その行動で、そのひとことで、「ああ、やっておいてよかったな」そういう人生の連鎖を生んでまいりたいものです。

たとえば女帝というからには、女性なのですから、男性とは違うのですから、身体が違うということは、メンタルも違いますし、できること、できないこと、得意不得意違ってきます、それでよいことで、だから男女がそれぞれの生物学的に多くの生き物は男女に分類されます。どちらも必要なのです。

「どちらだけが正しい」「どちがNG」やっているのが破滅への道のりなのです。

大袈裟な表現かと思いきやもう、今もってもう人類みずからそういう道のりへ本当に進んでいくわけですよ。。あらびっくり。


ウェイトの「皇帝」、右手に持つのは矢じりではなく、アンク十字です。がしかし、古来いっしょに考えられていたものです。西洋占クラスで金星・火星の惑星記号の話の際に、させていただいたかと。


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ウェイト・タロットは、こうして「男性性と女性性」のマッチングを表象することに成功した札。背後に川の流れももれなく、描かれています。よし、この思想なら、破滅には至らないぞ! 井上、強く、まだまだウェイト・タロット推してまいります。


身体は身体、ということで置いておき。

パーソナリティ的に両性的である人もたくさんいらっしゃるのが現実です。

西洋占星術的な思考というものは、そもそも身体の性と心の性別を一致させるような思考ではありません。

あなたの内面を、個性を、ひも解く術。究極的にはですね、自分を御せる人になりましょうと、まだまだですけどね、永遠のテーマですからね、共にこの占星術によって人生を切り開く術のサポートを、という、これが占師の伝統でもありましょう。

昨今、ニュー占い師とでもいいましょうかね、ご自身の身の上相談業に「占い」をちょっとプラスするタイプの方、そして霊、魔術、心理学系、色々な看板に掲げるという方々も増えているのですが、そういう人たちにとっては「10分いくらで話を聴くのが仕事」でしょう。


占師は占いでもって、人の人生に寄り添ってきたから、今の占師という職業があるのではないのでしょうか?


もう本当にしっかり本来の占術を学んでいただければ、私はもうそれだけでよいのですが。


そして、男女ともに決して自らのセクシャリティを敵にしないでいただきたいと切に願っております。


いわゆる性同一性障害という「障害」、ことばに逃げず、自己同一性という問題として取り組むべきかと考えるところでしょう。

性転換的な外科的手術など一定期間しか効力にはならないのでは。

内面を見つめてまいりましょう。

次回の開校が流れ的に2026年となるので、途中入学も全力で応援してまいりますので、ぜひ、いらしてくださいませ。

ただ学校の原則としては、中途参加NG、オンライン不可です。

「タロットや西洋占」のクラスに限って、現状OKでいかせていただいております。

学校のほうへご要望をお伝えくださいませ。


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posted by ステラ・マリス・ナディア・オフィス at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | タロット・西洋占星術講座のお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする