保証人になって欲しいと頼まれました

Q:ある日、友人のa子さんからの電話で、遠くに住む甥のb男から

電話で保証人になってほしいと連絡があり、困っていると打ち明けられました。

それは何の保証人なのか? 言ってはくれずらちが明かない。

a子さんはいわゆる後期高齢者です。

なるほど。ご自身のことではないのですね。

答えを知りたいのは、ご友人のa子さん。。

 

★早くも占師としては、ここが占い鑑定士としての見極めの第一歩

選択は2つ

 

1 あなたが、占師として、友人のa子さんの依頼を受ける形で代理鑑定を行うという姿勢でa子さんに向き合う。つまりこの場合の実質クライアントは甥のb男さん

 

2 あくまでも、あなたの占師としてのクライアントは友人のa子さん。向き合うべきは友人のa子さんのご状況であり、その中で、甥のb男さんについてもできる範囲で状況や声を拾ってみる。

 

この姿勢の違いからも、鑑定の流れやタロット読み方には微妙な違いが生じるものです。

1番であれば、先ず用意するのは甥のb男さんの出生図、これ必須。

が、だいたいにしては、後者2番の姿勢で向き合うことが多くなるかと思います。a子さんの出生図、経過図にて、金銭トラブルや人から依頼をされやすい波にいるのかどうかなどをチェックしつつ、

さあ、卜占・タロットの占的は?

 

占的 → ここがカンジンなのですが、占的は何なのか?=タロットにどういう質問を立てられるでしょうか? 

たとえば、

 

1「A子さんは今保証人になるべきですか?」→直球ストレート系ですね、べきか否かなので、一枚引きでいけますね。

 

2「借金の依頼の詳細は?」→ 「借金」についてヘキサグラムやケルト十字でマルッと見通す。あやしい要素が出るか否かを確認する。その後、1番へという流れが安心ですね。

 

3「B男くんの今の状況は?」

などもありますが、当のご本人が鑑定にいらしているわけではなく、あくまでもご相談者を通じての関係性や今の状況が出てくることになる。だからこの占的にしたいのなら、思い切ってクライアント=甥のb男さんとして、この方の出生図用意し、あまりa子さんからの情報など先入観を入れずに推察していったほうがいいのかなと。

・・・たとえばよく「彼の気持ちは?」とか依頼がありますよね。

占師としては、あくまでもその相談者の一方的な話のみで、星やカードをリーディングしているわけじゃないですか、、

これ、相当偏った占断になっていると、思いますよ。

お相手の方からしたら「@@(お目目真ん丸!ビックリ仰天)」的に思われるようなね。。

 

さてさて、ここは課題の添削の場所。。

占的なしの鑑定記録を拝見。

🍀一枚引きで「魔術師」でした

リーディング

確かに金銭的にルーズだし、遠くに住んでいるので、話の内容が嘘か、本当か計り知れないと、保証人には、後期高齢者はなれない分野があります

その辺で、区切りつけたら、どうかと説明した。

※赤字の部分、「魔術師の知恵と策略」が如実に出て、200点満点!

 

そして、学びとして、ではもし「女教皇」で出ていたら?も書いてくださいました。

鑑定記録

🍀女教皇が出た場合

リーディング

B男は、実はa子さんの兄の息子ですとのこと。何とか力になりたいと思っても、はっきとした内容も解らず、結論も出せず、このまましばらく様子を見てはどうかと一応伝えた。

 

おおーーー「B男は、実はa子さんの兄の息子」→ 最初から言っていてもよい話ですよね、ここ引き出せたのNice!

 

あとは、たとえばですが、

実際に保証人になるときに、サインと印鑑必須ですよね、つまり契約書がどんなものかという流れに言及する。入院や手術といった病院では必ず必要なカタチだけの保証人のケースなどもあります。

「魔術師」→ 契約書見せて、内容次第でなってもいいよ。と告げてみる。

「女教皇」→ だまって保証人になってあげる

 

などもありだと思います。

ただもちろん、「どんなことでも保証人になるのは要注意」は世の中の教訓です。B男さんが最初から「病院・入院」などワードを出してこなかったのは、実は裏にビジネスや買い物といったもっと複雑な事情があったかもしれません。

 

「魔術師」→ まずは話し合いから

「女教皇」→ 様子を見る

上記は大正解! 

ただ、「占的をどう立てたのか?」だけが問題でした。次回は必ず、教えてくださいね^^

 井上

ゲームカードとしてのマルセイユ・タロット

✳以下ロクサーヌさんのサイトよりまま抜粋

 

ジーン・ノブレ(Jean Noble)のタロット
(パリ 1650年) フランス国立図書館に収蔵されたオリジナルと復刻版

この素晴らしく華麗なタロットの斬新さは、その時期と特別小さいサイズに表れています。
マルセイユ」版(Marseille)の最古のタロットとして知られています。たくさんある

特徴のひとつとして、通常は「名指し」とされてきた「Arcanum XIII」を、「デス」(Death)として表現したことです。

ノブレはドダル(Dodal)と違い、彫刻家の名人が伝統の知識を弟子に継承した時代に属する人です。

Dodalの名無し

Camowanの番号なし

ノブレは、他の追随者に比べても最も出典に近いものとされています。それは彼が大いなる関心をもっていたからでしょう。専門家や特別な詳細にこだわるすべての人にとっては、吟味してみたいものがたくさんあります。

私としては、むしろアルカナの絵柄にある2つの異なったしぐさに注目していただきたいと思います。素晴らしい作品の証拠ともいえる純粋で毅然としたもの、また反対にあまりにも「初歩的」ともいえるものがあります!

 

この作品の年を考え、日々熟考した結果、私はこれはまさに達人の最後の仕事だとの印象を受けました。年齢や病気の原因で、全ての作品を一人で仕上げることはできなかったのです。一部のイメージは完成したものか、あるいはすべて描かれたものか、どちらにしても根気強い人物が描いたものですが、隅々まで完全に正確なものでありながらも彼の技が欠けているのです。

※復刻版の画像はインターネットタロット美術館でご覧になっていただけます

復刻版 画像の直リンク

原版も、掲載のご許可申請

 

「Devil」(悪魔)、「World」(世界)そして「Wheel of Fortune」(運命の輪)がこの範疇に入ると思います。

ノブレのタロット
ジーン・タロット
パリ 17世紀中頃
カード73枚 (78枚のうち) イタリアの象徴

木版画、ステンシル 彩色  多層紙 92 x 55 mm
背景: 六角形のモチーフ 「Maltese cross」(マルタ十字)
マーク:

 

1.ノブレ AV FAV/BOVR ST GERMAN (盃の2)
IEAN NOBLET DMT / A V FA VBOVR ST GERMAIN (コインの2)

I.N. (戦車上の盾)
正式名称 IPCS: IT-1

剣(Sword)の6から10の5枚のカードがないにもかかわらず人気のセットで、特別に小さなサイズがこのタロットの魅力でもあります。

カード作家名人のジーン・ノブレは、コインの2の旗と盃の2のカルトシュに、彼自身を特定するヒントをくれました。彼はパリのファボルグ サンジェルマンで暮らしたといわれています。1659年の二つの公証手続きには、「サンジェルマン・デプレ、ル セント サンサルピス教会区」に住んでいたとの記述があります(A.N.,Y 197, n°s 3161 et 3162)。既に1664年のD’Allemagneにはパリのカード製作者ジーン・ノブレの名が記載されています(D’Allemagne 1、309)。この偉大なる学者が、ジーン・ノブレの名前が出てこない時期にこれらのカードが18世紀のものであるとするのは、気になる点です。

 

→「この偉大なる学者」が 誰なのか原文からは訳出できず

 

そのため、このデッキの出所は17世紀中頃であり、ジャック・ヴィーヴィルのタロットと同時期のものだといえます。この年代のおもしろい事実は、このデッキがすべての面で「マルセイユ版タロット」と一致することで、これが最初に挙げられる例であります。


「デス」(Death)と名前がついたことは話しました。戦車の盾にジーン・ノブレットのもイニシャルと思われるI.N.の文字があります。カードの裏は、ヴィーヴィルのデザインそっくりです。同じモチーフがアノニム パリジャン(Anonyme Parisien)のタロット(カテゴリー番号33)の裏にもあります。


タロットゲームの歴史

1375年にイタリアのフローレンスに「naibbi」(ナイビ)といわれるトランプが出現し、14世紀末には西ヨーロッパ全体に普及しました。ナイビとはタロットの原型なのか、トランプと絵札は後から加えられたのでしょうか。。全くわかりません。

 

ローマとフローレンスの間に位置するヴィテルべの町の1377年の公文書には、運や金銭がものをいうゲームの規制もしくは禁止を求めた最初の布告が記載されています。これらの記録によると、ナイビが「サラシン」 ハイル("sarrasin" Hayl)によってイタリアに持ち込まれたものだということです。ここから数多くの禁止事項が設けられました。

 

ほとんどカードがそろった最初のタロット(78枚中74枚)は、15世紀初期(1420年から1425年)にきたもので、ヴィスコンティ スフォルザ公(Visconti-Sforza)のタロットです。これは「ピエポント・モーガン バーガム」(Pierpont Morgan Bergame)として知られ、ボニファシオ・ベンボ(Bonifacio Bembo)により描かれたそうです。君主のタロットとして、11種のデッキからなる239枚のカードがあります。大型の分厚い厚紙に手描きされたもので、ゲームとしては使われなかったはずです。

 

基本ゲームに21+1枚のカードを加えた物がイタリアでは、トリオンフェ(TRIOMPHES)と呼ばれ、フランスではアトウトまたはトランプ(ATOUTS or "trumps")と呼ばれました。1から21まで番号のついたカードと、「Excuse」(言い訳)、「Fool」(愚か者)或いは、「Mat」(マット)と呼ばれた無番号の22枚目のカードが、他を支配し勝利を保証するのです。

 

庶民にタロットは大人気でした

賭博の道具としてすごい勢いで広がりました。

当時の支配階級をも魅了し、その時代の優れた画家によって描かれた君主のタロットを多数入手しました。ヴィスコンティ スフォルザ タロット (ミラノ 1425年) 「チャールズ6世」(Charles VI)のタロット(北イタリア、15世紀末)など。これらのタロットは予言のためだけに使われたと思われます。

一方で、数は限られていますが、人気のある彩色ステンシルで木版画の16世紀のタロット(カテリン・ジェフリーのタロット)と、17世紀の人気のタロット(ジャック・ヴィヴィル、ジーン・ノブレとアノニム・パリジャンのタロット)があります。

 

原型的なマルセイユ版のタロットは、18世紀中頃マルセイユ在住のニコラス・コンバー(Nicolas Conver)が作業場で製造したもので、編集者のルクアートとグリモードが、1890年ごろにタロットカードとしての遊び方を提案した時にその型を使ったのです。ポール・マルソーがそれらの作品をベースに、1930年に象徴的なタロットを製作しました。

 

→ この部分はロクサーヌ氏なりの「マルセイユ版」の定義

 

ポール・マルソーは、自分自身のことを単なる修復者に過ぎないといいましたが、彼の生きた時代に秘教と結び合わせたことから、オリジナルのものを制作したといえます。マルソーが複製したといったコンバーの1760年のタロットが、はっきりとした証拠です。マルソーのタロットは、複数の言語に翻訳され世界的な成功をおさめましたが、その背景には、「修復者」としての技術もさることながら編集者が流通に努めたことがあげるでしょう。

今日では、マルソーのマルセイユ版がベストセラーを記録したタロットで、占いのために使われています。

がしかし、マルソーはコンバーの作品の「コピー」を制作しましたが、XVII the Starを妊婦として描かなかったのです。

 

実際のところ、妊娠した創造的な境遇にある女性で、伝統的な知識を持っている象徴であります。マルソーは意識して彼女の左のひざの下に布をかけましたが、左のひざの覆いを取り外したことが、伝統的な証のひとつであることが知らなかったのです。

 

しかしマルソーは色に関しては、画像内容を無視していたことが見受けられます。ライトブルー(大洋化作用に連想させる色で、胎児の環境のような知覚を表現し、直接的には我々を取り巻く世界につながっているものを意味する)がもはや存在しないことと、影がある場所とそれの占める割合が、かなり変更されています。

 

コンバーは直接この印象の意味を捉えた最後の一人で、若い女性が水辺でひざまずき、水を注いでいる女性の姿を描きました。

 

Arcanum XVIIは支配者のステージに属し、この姿は妨げをうけることありません。ライトブルーの色を多く使っていることから、ひらめきを強く感じます。決まった場所に少しだけ濃紺の色を用いて、長年培ってきた経験を駆使して、これまでの度重なる試練と立ち向かうことができたことを示しています。これらのニュアンスを考えてみると、マルソーの構想がいかに意味をなさなかったがわかります。この変形した「伝統的」といわれるタロットが、後にほとんどのマルセイユ版に悪影響を与えたのです。

 

時代は変わります。現在20世紀末において信憑性の必要性が求められるようになりました。

新型や「適合された」タロットなどに、信じられないくらいの多様性を求めるよりも、源に帰ることが必要なのです。

私はノブレとドダルのタロットの両方の大アルカナを再編集しました。伝統を敬い、原型を厳守することが、最優先事項であると認識しました。長い年月がたち劣化したものや、継承した編集者が経費削減のために数が減ってしまったものを修復することもとても大事だと思います。

 

 

18世紀の終わりにコート・ド・ゲベリン(=クール・ド・ジェブラン)は、大躍進するフリーメーソンの見地にたって、タロットはファラオのエジプトから伝わった古代の隠された知識を表現しているのだと主張しました。

 

19世紀には、このようなタロットの捉え方が全面的に受け入れられ、居酒屋でのゲームとは違うものとして、もっと深遠で神聖なものだと受け止められるようになりました。

 

20世紀には、これらの2つの捉え方が共存するようになりました。一方では、同盟(Federation)と呼ばれるゲームとして深遠なものが全くないものが、エピナル社を代表とする人気の出版社から発行されました。それには、スペード、ハート、ダイヤモンドとクラブの4つのトランプのマークが使われました。それと反対に、芸術的かつ神聖なタロットも量産されました。これはトランプに使われるものではありません。

 

 

マルセイユ版 タロット

タロットの大アルカナ(22枚増えたトランプ)は、人生を通したそれぞれの旅を暗示したもので、輪廻転生から解放を示しています。

ミラノ版の作品は、イメージを作る人が考えたもので、マルセイユ版のタロットによっても表されています。「ミラノ版」というときの名前はその場所ではなく、その様式を示しているものです。

 

とにかく、最古に印刷されたデッキは、マルセイユから出現したものではなく、17世紀中頃、ジーン・ノブレ(Jean Noblet)がパリのアトリエで製作したものです。


その後、ジーン・ドダル(Jean Dodal)(リオン 1701年・1715年)のタロット、ジーン・ピエール・ペイエン(Jean-Pierre Payen)(アヴィニョン 1713年)、及び有名なニコラス・コンバー(マルセイユ 1760年)が発表されました。

 

ピエモンテ(Piedmontese) の絵柄のものは、作業長や石工が作ったもので、ボローニャ(Bologna)タロットとして知られています(これ自身はルーエン―ブラッセル伝統の作品)。

 

その代表は主にジャック・ヴィーヴィル(Jacques Vieville)のタロット(パリ、1650年)に示されています。

マルセイユのタロットは、ボローニャのものとは画像的に大きな違いがあります。

arcanum XVIの中に、「Devil」(悪魔)に関しては、その横顔ではなく正面からの顔を描いています。

 

arcanum XVIについては、“House of God”(神様の家)で炎につつまれている塔が、木の根元に立っている、群れを引き連れた羊飼いに置き換えられています。

 

arcanum XVII中の星は妊婦が建築家に代わり、arcanum XVIII中の月はザリガニの入ったプールが、スピンドルをもった紡績工にかわっています。

 

→現状認識では、ヴィヴル版の後に、マルセイユ版が確立 という流れだけれども、実はもっと過去においてマルセイユ版と称されるタロットのデザインについては多様性があったと、変化の流れがあったことが示唆されています。

 

15世紀の初めに出現した芸術的なタロットは(第3版?)のものだといわれる人もいるでしょう。これは皇室のデッキからでてきたもので(たぶん予言に使用されたもの)、前述したように今日にも受け継がれています。

サルバドール・ダリでさえ、自分のタロットを描いたのです!

このように美しい作品からうちなる意味を引き出そうとしても無駄です。正真正銘の伝統の科学よりも美学的思想が完全に優先されるからです。

-- 
訳文担当日本タロット占術振興会

202511自由課題:三角形で占ってみよう

 

※ご相談内容から立てられる占的は複数ありますので、占的の立て方に取り組んでいただいてもよろしいかと思います!

 

ウェイト・タロットでも同様の展開に取り組んでいるので、あとで動画をシェアしますね。少々お待ちください。

 

どちらでも、お伝えしているのは解釈とかリーディングとかはもう答えは無数にあるということ。そこから適切な「ことばを導き出して伝える」という作業は、キーワードの当てはめ作業ではないということです。

「当てはめ」というのは、テンプレートに対して、もともとのアルカナのキーワードを当てはめる と言った感じで、学習上使われるはずの用語です。

さて、様々な角度から「表」の横列の充実も試みてまいりましょう。

新しい表を配布申し上げます! 明日11/5水曜日中に動画を送ります。よろしくお願い申し上げます。

 

 

                                                                                                                                                                                                                                                        
番号 カード 画像 テーマ
I 魔術師 魔術師 知力・創造
II 教皇 女教皇 直感・沈黙
III 女帝 女帝 愛情・豊穣
XXI 世界 世界 完成・統合
0 愚者 愚者 自由・可能性

<div style="overflow-x:auto;">
  <table border="1" cellpadding="6">
    <thead>
      <tr>
        <th>番号</th>
        <th>カード</th>
        <th>画像</th>
        <th>テーマ</th>
      </tr>
    </thead>
    <tbody>
      <tr>
        <td>I</td>
        <td>魔術師</td>
        <td><img src="画像URL1" alt="魔術師" width="100"></td>
        <td>知力・創造</td>
      </tr>
      <tr>
        <td>II</td>
        <td>女教皇</td>
        <td><img src="画像URL2" alt="女教皇" width="100"></td>
        <td>直感・沈黙</td>
      </tr>
      <tr>
        <td>III</td>
        <td>女帝</td>
        <td><img src="画像URL3" alt="女帝" width="100"></td>
        <td>愛情・豊穣</td>
      </tr>
      <!-- 以下略:皇帝〜世界まで同様に追加 -->
      <tr>
        <td>XXI</td>
        <td>世界</td>
        <td><img src="画像URL21" alt="世界" width="100"></td>
        <td>完成・統合</td>
      </tr>
      <tr>
        <td>0</td>
        <td>愚者</td>
        <td><img src="画像URL0" alt="愚者" width="100"></td>
        <td>自由・可能性</td>
      </tr>
    </tbody>
  </table>
</div>

マルセイユ・タロットならではの深層的な読みの指針

🌌 アルカナを「力」として読むということ──象徴のエネルギーに触れる視点

マルセイユ・タロットに限ることではないのですが、やはり最もこの視点に立ちやすいので、ここに紹介させていただきます。

ご存知のように「タロット」は単なる絵柄や物語ではありません。

では何なのか?

シンプルにお伝えしたいのが、それぞれアルカナは、ひとつの「力」「エネルギーの流れ」として取らえることができる点です。

この視点に立つことで、カードは人物や出来事の象徴を超えて、より汎用的で、より深層的な読みへと導いてくれるのです。

たとえば『魔術師』は、知力、意志の力として現れます。 『女教皇』は、静かな知の力、内なる感受性、見えないものを見抜く力。

 

そんな中で『神の家』は、これら人間の様々な力の「総合力」として見つめることができる、画期的な絵札でもあります。

ウェイトの繊細さに対して、朴とつな粗削り的な人や物事に備わっている「力」をマルセイユタロットでは特に読み解き、効果的に使ってみていただきたいものです。

 

アルカナを「力」として読むことで、カードは相談者の人生の中で今、どんなエネルギーが作用しているのかを映し出す鏡となります。 それは単なる“出来事の予測”ではなく、“力の流れの観察”です。

🔮 現状に作用する力を読む

リーディングの中で「現状」に出たカードは、今まさに相談者の人生に影響を与えている力を示しています。 それは外的な状況だけでなく、内的な動き、無意識の流れ、環境との相互作用など、複数の層にまたがるエネルギーです。

そのエネルギーの流れに乗って、これから先のいわゆる「未来」が浮かび上がってきます。

だからまず、過去や現状に出ている「力」をしっかり把握すること。

たとえば『節制』が現状に出たなら、それは「調和しようとする力」「流れを整えようとする力」が働いている。 『悪魔』なら、もっと物質的な金品に象徴される力が漂っているというイメージです。「力」であって、当事者=悪魔なのではない。

 

🌱 相談者自身の力・ポテンシャルとして読む

カードは、相談者が持っている力や可能性を映し出すこともあります。 それはまだ発揮されていない潜在力であることもあれば、すでに動き始めている内的なエネルギーであることも。

『力』のカードが出たなら、それは「内なる勇気」「感情を制御する力」「優しさによる統御」が相談者の中にあるということ。 『星』なら、「希望を持つ力」「未来を信じる力」「癒しを生み出す力」が、すでに芽吹いているのかもしれません。

このような読み方は、相談者にとって非常に励みになります。 カードが「あなたにはこの力がある」と語りかけてくれることで、未来に向かう勇気や選択の指針が生まれるのです。

🧭 汎用性と深さを両立する読み方

アルカナを「力」として読むことの最大の利点は、どんなテーマにも応用できることです。 恋愛でも、仕事でも、創作でも、人生の転機でも—— カードは「今、どんな力が働いているか」「どんな力が必要か」「どんな力が眠っているか」を教えてくれます。

そしてこの読み方は、心理描写に偏りすぎることなく、象徴の構造や動きに目を向ける訓練にもなります。 アルカナは“誰か”ではなく、“何かの力”として立ち現れる。 その瞬間、カードは単なる絵ではなく、人生の中で作用する“力の地図”となるのです。

 

 

後記とともに ⇒ 202509自由課題:一枚引きで「今後手術を受けることがあるのだろうか?」

  • お名前:Sさん(女性、家族あり・動植物多数)
  • 鑑定日:2025/09/02火曜日
  • 占的:今後手術を受けることがあるのだろうか?

上記の占的に対して下記が出た場合は?

問1:太陽

ドダル版では、片目の少年のみぞおちに、目の見える友人が触っており、これによって少年のもう一方の目が開くという儀式の図像となっています。石工の「親方の目」とは、石を腹で感じる極めて鋭敏な感覚であり、それは同志によって目覚めさせられるもの。ここでは25の光の玉が描かれています。


設問1 太陽
「この絵柄のようになってくる」と解釈すれば、これは手術を受ける可能性は高い部類になるというのがひとつの解釈ですね。半々でしたでしょうか、割と、「まったくないです、心配なし!」という解釈もあり、白か黒か二分するような回答を得た次第です。

タロットは「絵札」ですので、理屈ではなく、絵柄が物語るところに私たちが何をどう感じるかですね。だからここでは正誤ではなく、これからずっとこの絵札でもって、何をどう感じていけるのか、感じたものをどのように役立たたせていけるかという話をしてまりますね。

 

特にわかりやすいのがドダル版の解説書ののマルセイユ・タロットの日本語解説書の冒頭一説です。

図像が伝えることではなく、図像が行っていることをしなさい。

⇒図像が伝えることをあれこれ解説する、解説文=書籍に何が書いてあるかということよりも、シンプルに「絵柄」のようにしてみてくださいと、ドダル版の著者は冒頭から提案してくださっております。

 

わたしたちが、私たち自身にフォーカスするためのこの絵札に、
「手術を受けることになるのか、否か?」と未来の成り行きを問うことが、
そもそも占的としてあまりふさわしくはない……ということをひとつ心に留
めましょう。

私も駒込ワンルームでやっていた頃とはお伝えの仕方も変わ
ってきまして、「これから、どうなるでしょうか?」と自身の未来を問うよ
りも、ご自身が「どうしたいのか?」「どうのように行動するか?」
そういう心と行動の指針を「占的」としましょうと呼びかけています。

未来がどうなるか?という占的では、ほとんど札を繰り出すことはなくなっております。

がしかし、Sさんご自身のお身体のことをお案じになっての切実な問いをまた、まったく否定するものではありません。こういうときのための占術でもあります。

都内の鑑定所に出ているときと同様、課題であろうと、ていねいに慎重に、考えさせていただいております。

 

マルセイユ・タロットの「太陽」、特徴的な構図として、「2人の子供の存在」がありますね。

ノブレ版では、少年の手は少女の心臓に触れ、彼の心を彼女の心へ伝えています。少女の手は少年のうなじに触れ、「神への扉」を開いていることが語られています。

心を開いた相互関係において、彼らはおたがいを直接的に理解し、もはやことばを必要としないほどの高い意識で交流しているのだと。たがいに助け合い癒すことができる力、そのエネルギーが天空から降り注ぐ19の光の玉に描き表されているのだと。

彼らが立つ地面は緑色です。緑は、ギルドの親方ジャック・メルメの希望の色。希望とは、変化をもたらす意識です。ここは、明日は明日の風が吹くことを確信する精神の庭なのです。

 

カモワン版では、西洋儀式魔の伝統における新規参入式、入信、師弟愛、兄弟愛、やはりフラタニティを物語る札だとされています。

子どもたちの周囲には壁がめぐらされており、彼らが完全に守られていて、片方の子どもがひとりの新参者を受け入れ導く図像だといいます。

人の太陽崇拝の意識が、太陽によって吸い上げられているさまが描かれています。そのため、水滴の形が上にのぼっていくイメージで描き表されています。

 

「友愛」=助け合い、手を取り合い、付き添いが必ず必要な手術の様相にも見えます。

これらの札が教えてくれるように、病気やケガがあるからこそ、私たちは助け合えるのだし、大事なことは兄弟愛なのだと、そこに占的が「手術を受けるのか否か」とくるわけですから、「受ける」こともあろうかと。

手術=いいとかわるいとかではなく、肉体につきもののメンテナンス作業であって、こういうことがなければ、健康にも人の痛みも、解りません。誰もがするべき、大事な経験なのだと思います。必ず手を差し伸べてくれる人がいて、かえって「ひとりではない、私も誰かを支えよう」思うことになるのかもしれません。

 

それでもやはり、半数の人は「これは幸せ、健康の象徴だから、手術はない」と仰るかもしれません。

解釈はその都度、生ものです。ひとつ一例としてお届け致しております。

 

 

問2:吊るされた男

占的が「手術を受けることになるのか、否か?」で、

「この絵柄のようになってくる」と解釈すれば、やはり手術はあるのでしょう。

 

手足の自由がきかない「長い入院生活をともなう」可能性、書いていただいているように「医療機関にお任せ」ということは、重症だったり、やはり入院治療が長引く可能性なども付け加えることになってきます。
ただ占的が「手術があるか、ないか」、YESorNOなので、それ以外のことは可能性としてさらっと付け加えることで、あまり立ち止まって深く掘り下げるのはおススメではありません。

 

設問3:恋人

占的が「手術を受けることになるのか、否か?」で、

「この絵柄のようになってくる」と解釈すれば、元気にご近所づきあいをしているような、ときめき感と出会いの予感さえする風景画を見るにつけ、そうですね、やはり手術はないのでしょう。

絵柄の中央の男性の服がはだけているようにも見え、検査で通院するぐらいのことはあるかもしれません。左右の女性たちが何やらささやく様は、「あちらの病院がどう、こちらの医者がどう」といった情報交換があるのかもしれません。

 

以上、「マルセイユタロット教室」をもう少し読み進めていけば、あとは楽勝!

一枚から2 枚クロスで、色々と占うのもよいと思います。


先の通り重要なことは正誤ではありません。この絵札を自身にどう役立てていくかですから、たとえば実際のセッションでは、この後に発生するさらなる相談者と占師のやり取りのほうが格段に重要になってくるでしょう☆彡